1月10日、11日の二日間に亘り岐阜県美濃加茂市の本部道場「廉譲堂」
太極山荘で新年交流大会が開催されました。初練習にふさわしい引締
まった天候の下、40名の参加者が初稽古を行いました。
最初に会長から挨拶。
新年好! 皆様明けましておめでとうございます!
新しい年を迎え皆様方も今年に向けた抱負を誓った事と思います。
おかげさまで中国伝統医学太極拳会発足15年、日本廉譲堂太極拳会
発足11年の節目の年となりました。「太極十年不出門」という言わ
れもありますが第一期生の皆さんや、それに続く方々も万回練習は
出来たでしょうか?
今年は未年(ひつじどし) です。羊という動物は群れをなして行動
するため家族の安泰や平和をもたらす縁起物とされています。また、
ひつじ の漢字は未熟の未でもあります。まさに我々の会のありよう
かもしれません。
姿そのものです。
普及を目指す行動を起す年でもあります。皆様の中には地元で地域の
方々と一緒に太極拳を指導練習されている方もお見えになります。
今年はその活動を更に広げていこうではありませんか。人に教える
ことなど出来ないと思うのではなく、皆さんと一緒に練習の場を設け
て自分自身が最初に太極拳と出会った時のことを振り返り、皆で楽し
くをモット-に始めようではありませんか。
伝統太極拳の継承、普及活動を通じて皆様方の身心の健康づくりを
目指してまいりましょう。
続いて長谷川顧問、安井推進部長、平田寺長谷川住職からご挨拶を頂
きました。
安城神本先生は今年90歳の卒寿を迎えられ太極拳のおかげで益々お
元気になられたとの事です。
全員での伝統楊式太極拳、伝統武式太極拳、剣の総合練習
全員での集合写真
守俳が詠みました。
寒の入り 蜂屋に集い 初稽古
まだ未熟 指先凍てる 寒稽古
室内にて会長直伝の勉強会
守俳が詠みました。
目力に 奥義を宿す 神の技
起勢の 秘めたる真理 垣間見る
翌二日は近くの小山観音へ初詣
今年の健康、開運祈願を行いました。
小山観音横の木曽川沿いで朝練習
廉譲堂太極拳譜の一節
「長江大海の如く絶えることなく流れる」
中国最大の河川長江を木曽川に置き換え眼前に滔滔と流れるさまは
我々が太極拳を行う上で正にこのようでありたいと願うお手本です。
守俳が詠みました。
太古より 流れる水辺 套路練る
昼食・懇談にて全ての行事を終了しました。
幹事の皆様ご苦労様でした。
元旦の朝は粉雪舞い一面銀世界、周りの風景は全て白地で新鮮です。
ここで一筆「太」を陰陽図の横に描きました。
今年は私たちにとって節目の年であります。
中国伝統医学太極拳会創立15周年、日本廉譲堂太極拳会創立11周年を
迎えます。
好運にもこの節目の年の始まりは一面の大地は白です。私たちが自由
に描くことが出来るのです。先ずは初心に帰って太極拳の「太」の字
を書き初めしました。
中国語では「太」は 更に・より・等 more・too と同様の意味合い
を持ちます。
私たちは現状に満足するだけではなく更に高みに挑む開始の年です。
会の理念である「伝統太極拳の普及・継承活動を行う事で皆様の
健康増進を目指す。」
皆様が日々精進し伝統太極拳で学んだものを広く世に伝えていく元年
でもあります。現在も多くの有志の方が地域で伝統太極拳を通じた健
康増進活動を行っています。皆様一人ひとりがお手本となり普及・継
承が出来るよう更なる精進を祈念いたします。
私にとって初心に帰るため是非訪れたい地があります。
2014年12月30日、31日の両日に島根県の出雲大社をお参りしました。
出雲大社の歴史、文化についてはその道の文献、ガイドブックに目を
通して頂くとして、私の心には「徐福伝説」の源として訪問いたしま
した。ここで史実を論ずるつもりはありません。
HPの巻頭で記載しているように現代不老長寿の術はあります。
それは太極拳です。
歴史のロマンと現代社会を生き抜く術を学びながら医学的効用に
ついて解明を図ってまいります。
一面純白に染まった「廉譲堂」太極拳山荘の庭
真新しくなったひのきの皮をはった屋根付き山荘の表札
管理人 咲男さん
山荘より臨む雪景色
大黒様が太極拳を 左右の足を使い分け
金鶏独立(jin ji du li) 素晴らしいですね。
初稽古「2015新年交流大会」は1月10、11日 「廉譲堂」太極山荘にて
開催いたします。皆様奮ってご参加くださいね。
今年も残すところ後わずかとなりました。
皆様とともに四季折々を太極拳練習で過ごした1年です。
12月に入ると厳しい冬将軍の到来です。
毎週土日は雪の舞う練習日となり道場への道のりを心配された事と思います.
今年1年を振り返り、私の師匠 傅鐘文(ふ・しょうぶん)老師が何時
も言っていた言葉が蘇ります。「3套路以上方可聚勁ju jin」武術
用語で楊式太極拳全套路を少なくとも毎日3套路は行いなさい、そう
すれば自身の内なる力が湧いてきます。更に継続すれば新たな力が
育ち万全の身体となります。
我々流に解釈すれば毎日正しく3套路練習すれば己の自信が湧いてき
ます。更に継続すれば不老長寿の身体となるでしょう。
新年を迎えるにあたり新たな目標をたてる上で傅鐘文先師の教えを
参考にして下さいね。
小雪舞う道場 3套路の練習風景
陰陽図が雪化粧
最後に冬練三九の鍛練を終えた心況を五・七・五に守俳が
歌いました。
初雪や 練る套路に 心燃ゆ
初雪に 三套路で 身を鍛え
三套路 まだよと諭す 初寒波
それでは皆様良いお年をお迎え下さい。
「廉譲堂」太極山荘開所二周年記念大会開催
2014年11月22日 雲ひとつない秋晴れの下、岐阜県美濃加茂市蜂屋町の
「廉譲堂」太極山荘で開所二周年の記念大会が催されました。
山荘の名前の謂れは武式太極拳 第二代李亦畬宗師が「廉譲堂太極拳譜」
として太極拳の極意をまとめた書斎の名前です。
2004年に日本廉譲堂太極拳会が設立され2012年11月23日に此の地に本部道場
として開所されました。
美濃加茂の里山で自然とともに太極拳を学ぶ事が出来る幸せを感ずる二年
でした。
「おかげ様」
生徒皆様方の太極拳に対する熱い思いが「廉譲堂」太極山荘を守り立て練習、
集いの場所として、また四季折々を肌身で感ずることが出来る最良の地として
役割を果たすことが出来ますことは正に「おかげ様」と感謝申し上げます。
「練習を楽しむ」
太極拳を自分のものとして実践するためには万回練習が必要です。
ひたすら太極拳を行う「只管打拳」そのものです。
開所1年目に1000回行えば今年は2000回できた事と思います。
10年目に万回練習が達成されるわけです。その道のりは容易なものでは無いと思います。
雨の日も、風の日も、酷暑、酷寒の日も休みはありません。ひたすら練習あるのみです。とは言ったものの苦しみに耐える練習ではありません。
自分自身と会話できる貴重な時間を楽しむことです。そして無心となり自然と一体感が生まれます。人と比較せず自分と向き合うことです。
「高みに挑む」
昨今は高齢化社会の到来で毎日のように介護、医療、認知症など頻繁な話題となり見聞きします。ほとんどの内容は受身の対策です。老いは誰にも避けて通れません、待っているわけでもありません。
私たちは自らを鼓舞し寿命という天命の迎えが来たときに自分の足で立って受け入れることが出来るよう今から準備することです。
太極拳で人生は楽しく志を高く日々精進しましょう。
続いて長谷川顧問挨拶、安井推進部長から興味深い話を頂きました。
全員による楊式太極拳85式全套路、武式太極拳108式全套路、
続いて教室ごとに楊式太極拳第一段を演舞します。
最後に長谷川名誉顧問総評、静岡県支部清水部長の手締め
翌11月23日 *厳し朝練後 餅つき大会開催
昨日に続き秋晴れの絶好日
前日に30kgのもち米とぎを施し当日朝から釜焚き、蒸し、杵回し、餅つき開始
皆さんの意気はさすがです。
あんころ餅、ヨモギ餅と手で団子を作っていきます。
祭壇奉納用の太極拳陰陽図のお餅ちも完成
生徒の皆さんがペンキ塗り職人へと変身、道場周りの木製壁が新品に
最後に本日つき立てのお餅ちをお土産に全ての行事を終了しました。
お疲れ様でした!!!
秋といえば「食欲の秋」、「読書の秋」、「体育の秋」 そして
「太極拳の秋」です。
太極山荘「廉譲堂」の栗の樹は成熟した栗が鈴なりです。
さて、皆様の秋はどうですか?各地の教室情報を掲載します。
東京南砂町カルチャ-センタ-教室 名古屋で修行し仕事の関係
などで東京へ移られた深沢さん、一色さん経験豊富な深沢さん
講師のもと毎月第1.2.3. 日曜日に練習しています。真剣な表情は
一心に打ち込み無心のようです。素晴らしいですね。
励んでいます、との手紙を頂いております。
認知症を発症し自宅の方角すら判らなくなり、病院でのMRI検査で脳の
海馬が萎縮し回復の見込みがないとまで 言われました。
奥様が苦労なされているとき神本先生に薦められ太極拳に毎日取り組み
5年目のある日、突然全ての記憶が蘇ったのです。
今では日課として太極拳に励むと同時にその日の出来事を日記に
綴る毎日です。
先日は仲間の皆様の前で楊式太極拳全套路を披露され回復を祝って
もらったそうです。
私の手元にはご夫妻から太極拳と出会ったお陰で認知症から回復
できたと感謝のお手紙を 頂いております。
可能性について大胆な二つの仮説を立ててみました。
太極拳の心身に及ぼす効用の中で丹田の果たす役割が重要なキ-ワ-ド
となります。身体の中心軸を常に意識し動作を行う運動、すなわち丹田
(へそ下3寸 腸管の部位)に神経を集中させることにより神経伝達物質の
セロトニンが活性化されます。
セロトニンはもともと人間の脳内に2%、腸管(粘膜神経叢)に
95%が 存在します、私たちの動物実験では腸管のセロトニン
活性化が立証されています。
また、第二の脳といわれる腸管には脳に代わる機能があると思われ、
通常事には目立たない存在ですが生命に関わる緊急時に機能するようです。
使用されますし、レビ-小体型認知症の薬物療法では脳内神経伝達物質の
ド-パミン系、アセチルコリン系の薬剤が用いられ脳内の神経バランスを
改善させます。
これらのことから自身の体内で活性化したセロトニンが上記2種の
神経伝達物質と相まって脳内バランスを保つことで認知症の改善に
効果が出ているのではと推測します。
脳が萎縮し脳の機能が衰えることを補完する役割として第二の脳、
腸管の 存在がクローズアップされます。
ものと思われます。
「セカンド・ブレイン=第2の脳」―腸は第二の脳であると言う本の中では、
脳に存在しているはずの神経伝達物質「セロトニン」が何と体内の
セロトニンの95%が腸(粘膜神経叢)で作られている事を発見しました。
さらに、脳や脊髄からの指令がなくとも反射を起こさせる内在性神経系を
持っている臓器は腸だけである。進化は匠に進みました、我々の先祖は
アメーバの原生的生物から進化して脊椎を獲得した時、頭部と腸管の
両方にそれぞれ別の精神・感情機能を持つ脳を発達させたのであると
述べている。脳とは腸から進化して最後に出来た「部品」に
過ぎないのであります。
実は2008年イギリスオックスフォード大学で開催された
国際セロトニン学会に参加のおり、Michael D. Gershon医学博士と
同席しました。
この写真はそのときの食事会場です。 ここはハリーポッターの撮影場所
でもあります。
さらに2011年 私たちの研究グル-プは消化管の粘膜神経叢以外のICC( Interstitial Cells of Cajal)カハールの介在細胞からの内因性セロトニンがICCのペースメーカー機能を駆動することを初めて動物実験で証明しました。(Liu et al.、PloS ONE 2011)。
*HP会長挨拶で論文掲載しています。
* ICCとは消化管には外来性刺激がなくとも自発運動がみられ、消化管運動のペースメカー 自発能)細胞として機能している。ICCは蠕動運動のリズムを作るペース メーカとしての働きを示すと共に、神経信号の平滑筋への伝達に関与することが証明されている。
脳の最大機能は記憶ですので、第一脳の認知機能がエラーを起したとき、第2脳―腸管の 記憶システム機能が始動し、代用するのでは、しかし腸管には持続的な運動時間が必要です。
最近の我々の実験では、この消化管ICCが自発記憶機能持っているのでは、 更なる研究が必要である。
ちなみに2014年ノベール生理学・医学賞の受賞者テ-マは 「位置情報を司る脳の神経細胞の発 見」。 「自分がどこにいるか」が分かるのは、脳に特別な細胞場所細胞」が在ることを発見した< のです。場所細胞の存在場所は嗅内皮質(きゅうないひしつ)、海馬のすぐ隣にあります。
伝統医学・伝統太極拳の大師たちは経験により老化とは身体のみならず脳も含めて語って います。
第二脳は腸(超)能力を持っている、先人たちの知恵を借りて伝統太極拳の練習 を継続しましょう。
最後に太極拳の健康作用・健康効果について認知症予防・改善を追記して掲載します。
1.人間の老化は足からと言われるように、太極拳の動作は足、腰の筋肉を十分に使い、尚且つ、 負荷は自分の体重で行うため、安全な負荷活動といえます。
2.心臓の鼓動よりもゆっくりとした動作で、心肺機能に負担を掛けずに運動燃焼エネルギは 軽いジョギング程度の効果を発揮できます。
3.動きの開始は足のかかとから始める為、かかとの体重移動負荷により骨密度を上げる効果 が期待されます。
4.動作は丹田を意識し、自然と複式呼吸となり血液の循環を活発に促進し高血圧など循環器 機能の改善に期待が持てます。
5.運動時、自然と集中力が増し、終了後も精神的充足感が2日から3日持続 出来る事が 被験者 から報告されています。
6.丹田を鍛えることによりセロトニン活性化、第二脳としての役割で認知症改善に期待が 持てます。(現在研究中)
結果として太極拳は、アンチエイジング効果、メンタルヘルス対策、免疫力向上、
生活習慣病、 認知症の改善に期待がもてます。
*練習量、練習内容により効果・作用には個人差があります。
8月道場練習最終日 久々の晴天 過ぎゆく夏を惜しむかのような夏日となりました。
実はこのような日を快適に練習できる秘密GOODSが密かに準備されていました。
今年の夏は天候不順で日の目を見ることがわずかでしたが愈々登場です。
平さん、井ノ口さん、加藤さんが苦心して作成したものです。
井ノ口さんがこの大作の縫製をされました、感謝です。
練習場に午後から差し込む日差しを大型帆布で遮るものです。
まるで大型帆船が大海を悠々と航海しているが如く布をなびかせ風
を気持ち 良く通してくれます。
夏の道場でもう一つの課題が草取りです。
雑草の強靭な生命力に感心しているわけにはいきません。
皆さんで夏草刈り、併せて廊下拭き、皆さんの協力で快適な道場が維持されました。
夏風を受け清々しい練習風景です。
8月9日(土)
台風11号が本土へ接近との予報で開催を危ぶみましたが、
会長の一言「臨機応変」迷いは一掃され予定通り開催されました。
11時より開会宣言、時を同じくして美濃加茂市の情報スピ-カ-から
長崎市原爆投下11時02分1分間黙祷の鐘が打ち鳴らされました。
参加者全員で平和への祈りを誓うとともに のどかな里山で太極拳が
できる幸せに感謝。
会長の挨拶の後、極楽チ-ム幹事代表から今回の合宿心構えが宣誓
されました。
①SAFTY ②SPEEDY ③SMILE ④SIMPLE ⑤SPECIAL の5S と
①TAIJIQUAN ②TEAM ③TANOSIKU (太極拳をみんなで楽しく)
との3Tです。
総合練習の開始です。伝統楊式太極拳、伝統武式太極拳、伝統楊式剣
総合練習後に、安井推進部長から興味深い話を聞かせて頂きました。
昼食の後、大人のスイカ割り大会開催、山荘の畑で育った西瓜を木刀
で一刀両断と行きたいところですが何人かのチャレンジの末、割れました。
更に小振りなスイカが用意され一段と技術力が試された後、
皆さんで美味しく頂きました。
午後よりチ-ム別の練習成果発表です。
会長から個別指導を受け磨きがかかります。
皆様足が地に着いて威風堂々の演舞です。
午後4時からバーベキュ-大会開始、皆さんの心こもった差し入れ
と、手際よい段取りで炭焼きの食材を堪能できました。
中でも此の地で捕獲された猪肉は絶妙な食感です.
いつの間にか日が暮れ薄闇となった中、本日のメインイベント
手作りの竹材を組み合わせると「大」の字が現れ、
その字の空間に蠟燭を点燈するというものです。
これは山根さんが二週間不休の作業で完成させた大作です。
いよいよ蠟燭に点燈です。蠟燭の明かりで「大」の字が浮かび
上がります。
全員で無病息災を祈念しました。
ここで更なる光明が出陣です。いつの間にか浴衣姿に着飾った女性陣
が花を添えます。
さて、続いて盆踊り大会開幕 音楽に合わせ楽しく踊ります。
会長の振り付けで太極拳の技「懒扎衣/単鞭」を取り入れた
廉譲堂踊りが完成です。
時のたつのも忘れ踊りに専念した後、更にイベントは続きます。
吉田さんによるマジックショ-開演です。
マジシャンの服装も満更ではありません。
次々と繰り出されるマジックに拍手喝采、
最後は井之口さんを空中に浮揚させる大掛
かりなものです。見事成功、全員大満足。
更に昨年10月に催された中国太極拳故郷紀行の映像を山根さん、
村田さんの編集と音楽で堪能しました。
なにぶん山荘ではテレビなどの情報手段が無く台風の接近は外
の風や雨の変化のみです。 今のところ問題ないようです。
今晩は涼しく大広間で大の字でぐっすりと眠れそうです。
翌 8月10日(日)
朝食は吉野さんが徹夜で調理した特性カレ-を堪能、幸せです。
全員で総合練習の後、昼前に解散となりました。
おかげさまで合宿二日間は雨、風の影響も無く無事終了できました。
皆さんが帰られて間もなく此の地も豪雨に見舞われ竹林や雑木林が
激しく揺れる様子は正に陰陽です。
自然に身を任せる時間ができたことに感謝いたします。
荒れた日に 道場照らす 大文字 守俳
月無くも 炭坑踊り 夏の宴 守俳
小雨降る 草堂の庭 緑濃し 守俳
套路の 心をなぞる 筆の先 守俳
梅雨風の 心地よきかな 写書講座 峰俳
梅雨もよし 写書黙々と 書き上ぐる 峰俳
7月19日梅雨明けが待ち遠しいこの頃ですが太極山荘では嬉しい催しが行われまし た。 当会名誉顧問の長谷川様が77歳喜寿を迎えられ参加者でお祝いしました。
会長から「太極」と印字されたT-シャツをプレゼントされました。
長谷川様より今日まで健康に過ごすことが出来たのはひとえに太極拳と出会ったから と嬉しいお言葉を頂きました。事実日毎に若返って元気になられています。
会長から太極拳を学ぶ上で年齢との関係は10歳、20歳、30歳はヒヨコで 先輩諸氏をお手本に学ぶ 事。40歳、50歳、60歳は入門。70歳、80歳、90歳は練習盛り。100歳はやり放題、自分の好きな ように行ってくださいとのこと。 120歳からまた初心に戻る、、、、 何と質の高い人生ですね。
雷鳴の 土砂降り 美濃に喜寿祝い 峰俳
乾杯す シナの濃茶で 喜寿祝い 峰俳
7月21日は少林カンフ-体験講座を行いました。 中国武術には嵩山少林寺発祥の少林拳法と河南 省陳家溝発祥の太極拳があります。 少林拳法の特徴は骨格筋を使って直線的な動きをします。
太極拳は内功を重んじ曲線 運動が特徴 です。
今回の体験講座はそれぞれの動きを経験すること で太極拳を更に深く理解することが 目的です。 実技の後は筆を取ってそれぞれの字を書き心身一 致を学びました。
会長の厳しい指導でなんとなく型が決まっているようです。
講座終了後のニュ-スで梅雨明け宣 言を聞き愈愈夏本番・太極拳修行の季節 「夏練三伏」となりました。
2014年5月24日、25日の二日に亘り初夏を感ずる京都で48名の参加者が集い実り多い合宿となりました。京都京城は中国の都城(長安)を模倣したといわれ伝統太極拳の継承・普及を目指す我が会にとって最適の場所となりました。
最初に弘法大師空海ゆかりの東寺を全員で拝観し空海の心である「身は高野 心は東寺におさめをく」を我々なりに「身は美濃加茂「廉譲堂」 心は永年広府におさめをく」の心境で境内の宮本武蔵が身を潜めた観智院を訪れました。
院内の庭園「五大の庭」は弘法大師が唐の長安で密教の全てを受法し、数々の法具経典と共に帰国された様子が地理的に配置されています。向かって右側の築山に唐の長安、中央に遣唐船とこれを守護する竜神・神亀・鯱を表現し、左側の築山日本国が構成されています。
この庭を見た瞬間我が会の理念である徐福伝説を彷彿とさせました。
観智院の国宝の客殿には、宮本武蔵が筆を取り描いた「鷲の図」と「竹林の図」があります。宮本武蔵が吉岡一門を打ち倒した後、3年間、21歳の時観智院にかくまわれていたそうです「鷲の図」「竹林図」は、その時に描かれたものです。
劉会長の解釈では宮本武蔵は常に「身を浅く思ひ 世を深く思ふ」の自戒の言葉がこの二つの図に表れているとの事。解釈すれば「戦いのとき自身を捨て相手の動きに合わせる」更に「他人に優しく自身に厳しく」と、、、、我々太極拳者もこのようになりたいですね。
「鷲の図」は二羽の鷲が描かれています。戦国の世に上の鷲は、戦うとして有利の位置を構えていた「既得地位にある人たちの象徴」、下の鷲は宮本武蔵自身です、これから如何なる状況であろうと必ず生き残ることを決心した生命力溢れる水墨画です。
また、下の鷹は地面を蹴って羽ばたこうとしていますが太極拳の真髄そのものです。
「竹林の図」の右の部分の竹は横になって、梢は鞭のように次の変化に備え、横への動き「斬る」ことを想定しているようです、図の左側の竹は下の節から上の節へ一気に流れ、また、上から下に戻す正確に繰り返す刀力を鋭く表現しています、既に佐々木小次郎との戦いは準備していると感じます、宮本武蔵が二刀流を完成した時期では?
ちなみに宮本武蔵は左利きです。
「竹林の図」は太極拳の「玉 女 穿 梭」を彷彿とさせます。
図は写真撮影禁止の為、以下東寺のhomepageにてご参考下さい。
http://www.toji.or.jp/musashi.shtml
「東寺」で十二分に太極拳の真髄へと通ずる勉強が出来た後、午後より京都テルサ体育館で総合練習を行いました。
はじめに会長、長谷川顧問、安井推進部長、森幹事代表から挨拶を頂き早速練習です。
チ-ムワ-クよく日ごろの練習成果を発表して頂きました。
最後のまとめは劉会長による「大文字・五重塔」を、拳友が剣舞する中、吉野さんたちは身体で表現する大の字に会長が五重塔を演じる大パフォ-マンスです。
皆さんの無病息災を願って演舞されました。
更に会長の剣は一本の剣で演舞していましたが突然一本の剣が二刀流となり場内を沸かせました。ここに宮本武蔵現わるの図でした。
夜は皆さんと楽しい懇親会、夜遅くまで太極拳談議に花が咲きました。
翌朝は早朝より東本願寺境内で太極拳朝練です。境内の玉砂利も太極拳士には心地よい足場であったようです。
京都テルサ体育館で総合練習の後、弘法大師ゆかりの智積院会館にて精進料理を頂き全ての行事を終了しました。
写書教室優秀者表彰 2014年5月11日初夏の陽気の中「廉譲堂」太極山荘写書教室の優秀者表彰式が執り行なわれました。
この教室は寺子屋塾の一貫として2012年10月から毎月第2、第4日曜日の午後開催され、これまで延べ350名の方々が伝統楊式太極拳85式の套路名を会長の指導の下、写書し名称の由来、動きなど筆をとって学んできました。
1年半の学習成果を書道暦50年の飛田さんに審査していただき3名の方を優秀な書として表彰しました。
長谷川様、吉野様、平様のお三方です。
表彰状には安井先生手彫りの会長名刻印が押されています。
写書教室では単に字の良し悪しを学ぶのではなく太極拳の心を自身の心となるよう文字に集中し、併せて動作名が身体一致となるよう学んでいきます。
早朝練習で庭にたたずむ生き物らしき影を発見、よくよく見るとウサギのようです。早速カメラを 構えると耳をそばだて辺りをキョロキョロと、逃げ足は正にうさぎ跳び、ピョン、ピョ-ンと裏山 へ消えていきました。裏山へ消えていきました。
厳寒の中、毎日気になるのが紅白の梅、大きな霜柱が立っている山肌で日に日に芽を吹き、ついに開花の時です。木の枝は一本たりとも真っ直ぐではありません、何らかの曲線で伸びています。
正に太極拳の極意ですね。「干枝老梅」
JA 安城で今年初の太極拳教室が開催されました。従来のメンバ-に新たに参加された方々を交えて万回 (満開) 練習の開始です。 皆さん一段と逞しく成長されて見えました。 春はすぐ其処です。
大学の帰り道、花屋さんで可愛らしい鉢植えを見つけ道場に飾りました。突然花の名前が「雲間草」と知り改めて鉢を観察すると85の文字が大きく描かれています。
偶然の発見ですが是は必然なのかも。 何故なら此処は太極拳道場。伝統楊式太極拳、別名を85 式、 中でも重要な技は「雲手」。
2月8日は日本全国大雪に見舞われました。ここ美濃加茂「廉譲堂太極山荘」も例外ではありません。
明け方から降り始めた雪で竹林もアーチを描いています。
本日は太極拳道場練習日、この天候で は拳 友の皆さんもお休みかと思いきや。突然、偶然、それとも必然 平さん、村田さんのご両人 が突然現れました。偶然時を同じくして、 早速、会長の厳しい指導が始まります。必然ですね。
廉譲堂へ通ずる坂道を雪掻きする荘主。
にわか作りの雪だるま白クマ君も練習に参加。
1月31日は中国など中華圏では旧正月を祝う日です。
廉譲堂では2月1日に春節を祝いながら新たな練習明けとなりました。
「冬練三九、夏練三伏」(tong lian san jiu, xia lian san fu)厳しい寒さの冬、酷暑の夏をひたすら只管練習することで身心を向上させるとの武術用語、正に「只管打拳」です。
午年の技の事初めは「野馬分鬃」から 野生の馬がたてがみをなびかせて走る様子、太極拳の技「野馬分鬃」 動作の基本はポン掤 竹の棒を使って身体に浸透させます。
何度となく反復練習で竹の棒が身体の一部となり生きているかのようです。
会長の厳しい指導の下、拳友の動きも活き活きとした美しさを感じます。 今年も大地を翔る駿馬のように太極拳の練習に励みます。
全員での集合写真です。
十二支では七番目、中間にあたる午年、拳友の皆さんもそろそろ人生の折り返し点、新たな出発点を迎えられた方も多いと思います。
この午年を迎えられるにあたり会長、荘主が元旦に皆様方と共に諸事馬く行きますように、天高く馬肥る秋のように実り多き太極拳が出来ますようにと近隣のお寺に初詣で。
瑞林寺(臨済宗妙心寺派)数珠を回してお願いしました。 愛弟子の咲男さんもお祈りしました。
続いて正眼寺へ (臨済宗妙心寺派)
続いて臥龍山 (臨済宗妙心寺派)
会長 鐘楼前で懶扎衣
2014年新年交流大会 in 美濃加茂
1月11日、12日の二日に亘り美濃加茂「廉譲堂太極山荘」を中心に開催しました。
早朝より雪交じり、陰陽図も薄らと雪化粧 初稽古には相応しいスタートとなりました。
早速、練習、万回すれば自ずと解かる、「只管打拳」の開始です。
続いて剣の陣
男性陣 女性陣の演武に惚れ惚れ
全員での集合写真
屋外の部に続き会長の講演会
初めに平幹事より昨年の中国遠征を地図により緯度、距離を日本地図と比較、北京から訪れた楊式、武式太極拳故郷河北省永年県、河南省少林寺は日本地図で
会長から永年県で中国側の推手演武を技術面から解説、改めて足、腰、手の重要性を認識する。
午年に因んで馬の動きが太極拳の技と共通することが判明。
廉譲堂太極山荘から美濃加茂シテイーホテルに移動し晩餐、懇親会と楽しい時間を過ごしました。
丸田さんのギター、ハーモニカの生演奏に昭和生まれの拳友が懐かしい唱を合唱し、時の経つのを忘れました。
翌1月12日は廉譲堂太極山荘で早朝練習の後、関市にある大日山日龍峰寺(にちりゅうぶじ)に初詣、京都の清水寺に似ていることから美濃清水と呼ばれています。
全員での集合写真
帰りに正眼寺に詣でて今回の交流会を閉じました。
正眼寺の庭から空を見上げると今年の干支、午、馬が躍動しているかのような幾重もの雲が流れて行きました。今年も馬くいきますように、、、、、、
静寂な早朝 薄らと雪景色 陰陽図の中に龍・劉が潜んでいるかのようです。
12月22日 今年の春に植えた 老梅が開花しました。
植えて間もない開花には驚きです。
年数も経ず、一般的には1月頃咲く花が香りを放っています。
でも不思議なことではありません、ここは伝統太極拳の聖地です。
数百年の伝統を継承・普及する場所として輝いています。
12月29日 竹林を整理し木の葉や竹を燃やして暖を取りスッキリした笑顔の荘主と咲男さん一年のアカも落ちたかな?
12月29日荘主力作の門松です。
これで正月準備も整いました。
それでは拳友の皆様 良い年をお迎えください。
11月23日秋晴れの「廉譲堂」太極山荘で開催されました。
多数の皆様が参加され1周年を祝っていただきました。
名古屋駅前亀島本部道場を美濃加茂市蜂屋町の里山へ移し1年が経過し、自然の営みを肌で感じて太極拳の練習 に励んだ1年でした。
当日は中華人民共和国駐名古屋総領事 張立国ご夫妻もお祝いに駆けつけてくださいました。
長谷川顧問、安井先生、神本先生から祝賀のお言葉を頂戴しました。
神本先生(御年88歳)から健康長寿推進活動報告
安城市で毎朝太極拳の朝練を多くの皆様と共に活動し、
日中は老人施設を回り太極拳で健康増進、生きがい作りに邁進されています。認痴症が回復された症例報告もなされました。
張立国 名古屋総領事からお祝いのスピ-チです。
「伝統太極拳を通じて此の地が日本の皆様の健康長寿の源となるよう心より祈念しています。」
長谷川名誉顧問より返礼のスピ-チ
「中国伝統文化の華である伝統太極拳の継承と普及を進める事により皆様方の健康増進、健康長寿社会を目指します。」
張立国名古屋総領事ご夫妻に伝統楊式太極拳、伝統武式太極拳、剣の演武を披露しました。
総領事も我々のファンに成ったようで自前の携帯で皆の迫力ある演武を撮っていますね。因みにファンの事を中国語でフンスー[粉丝fensi]と言います。
総領事奥様から伝統太極拳を此の美濃加茂「廉譲堂」太極山荘から世界へ広めて下さいとの温かいメッセイジを頂きました。
参加者全員での集合写真です。
翌11月24日は一足早い餅つき大会を開催しました。
快晴の「廉譲堂」太極山荘で前日から米とぎ準備したもち米を薪で火お越しした釜で蒸していきます。
皆さん交代で餅つきの開始です。杵を打つにも太極拳の「足・腰・手」の極意が重要です。
太極拳極意は陰陽変化です。
第一部 語り部の集いを開催しました。
晩秋の朝、朝から雨模様、山荘の木々も紅、黄、緑と秋を演出しています。母屋の和室に拳友が集うと物語は始まり です。
語り手は東金さん、音響は吉田さん 語りは「葉っぱのフレディ-いのちの旅」レオ・バスカーソア作 子供から 大人ま で人気の作品です。
物語は大きな木の太い枝に生まれた、葉っぱのフレディのおはなし。 春に生まれたフレディは、数えきれないほどの葉っぱにとりまかれていました。
はじめは、葉っぱはどれも自分と同じ 形をしていると思って いましたが、やがてひとつとして同じ葉っぱはないことに気がつきます。
フレディは親友で物知り のダニエルから、いろいろなことを教わります。 自分達が木の葉っぱだということ、めぐりめぐ る季節のこと夏が来て、秋が過ぎ、冬が訪れ ると仲間が次々と枝から 離れていきます。初めて知る死の恐怖、しかしそれは終焉ではなく始まりだ と気づきます。葉は大地に帰り次の春に は木を育てる力となり「いのち」は永遠に続いていくのだと。
春夏秋冬、太陽、 月、話の流れ は廉譲堂太極拳譜の心そのものです。
東金さんの抑揚のある語りと吉田さんの音響効果で参加者全員が心に響く集いとなりました。
最後に抒情歌の「この道」を太極拳山荘にアレンジして全員で合唱して終了しました。
会員の皆様はじめ、一般の方の見学歓迎いたします。
会 場: 岐阜県美濃加茂市蜂屋町上蜂屋1906-8
大会案内
「廉譲堂太極山荘」開所1周年大会
「秋高気爽」(qiu gao qi shuang)を実感するこの頃です。
「廉譲堂太極山荘」も皆様方の暖かいご支援の下、11月23日には
開所1周年を迎える事となります。
記念行事として下記の催しを開催しますので皆様のご参加を宜しく
お願い致します。
なお、記念行事は二部構成として下記のご案内をいたします。
記
会 場 「廉譲堂太極山荘」;
第一部 11月10日(日) 14:30 ~語り部の集い語り手 東金さん
第二部 11月23日(土)祝日 11:00~
1. 11時~12時30分総合練習
2. 12時30分~13時30分 昼食 (各自手配)
3. 13時30分~13時45分 関係者挨拶
4. 13時45分~15時30分 各教室発表会
5. 15時30分~16時20分 会長による指導
6. 16時20分~30分 閉会挨拶等
以上
伝統太極拳聖地への旅
( 中国河北省永年県 楊式太極拳、武式太極拳発祥の地)
2004年5月に武式太極拳第5代中国廉譲堂太極拳会長・李光藩大師のもとへ訪問して以来9年ぶりの公式訪問となりました。
団員の中には遠く東京、京都、浜松など遠隔地からも参加されました。
翌11日はホテル横の叢台公園で先ずは朝練です。 地元の皆さんも太極拳など盛んです。武霊叢台. 邯鄲市中心の叢台公園にある。戦国時代に趙の武霊王が軍事操練と歌舞の観閲のために建造されました。
先ずは楊式太極拳宗師「楊禄禅故居」を訪問です。
門前には土産物店など軒を連ね当地が観光地としても知られているようです。
当会会長の「劉紅年」老師の出版した「廉譲堂太極拳譜 解釈本」が売られているのには驚きました。
そして我々の師「劉紅年」老師の師匠「傅 鍾文」先師の墓苑を訪れました。
傅 鍾文先師銅像の前で「劉紅年」老師は懐かしげに老師に語りかけていました。
銅像横には「劉紅年」老師が送った記念の碑があり「師恩永存」の文字刻まれています。
墓苑門前で全員で楊式太極拳演武
全員での集合写真
いよいよ広府鎮です。高さ10m近い城壁の周りは外堀でおおわれています。
城門前の集合写真
城壁上の集合写真
いよいよ武式太極拳宗師の武禹襄故居を訪問
李光藩大師の弟子紅旗と弟子による推手「打上歩・打退歩・散手・散手帯摔 まさに武禹襄宗師の「腰腿換勁応万端」の実践。
昼は地元の拳友との懇親会が催され中国側からは推手、剣などの演武披露。
その後、中国最古の石橋の一つ「弘済橋」、「邯鄲の夢の黄梁夢を訪れ歴史の深さを味わいました。
夜は地元の拳友との懇親会中国側からは李光藩老師の講義「太極拳練 習の心構えについて」、とても勉強になりました。我々からは団員全員による武式、楊式、太極剣の演武を披露し、ま た、詩吟・うたの合唱等拳友から暖かい拍手を頂きました。
翌12日は中国武術発祥の地、河南省嵩山少林寺へ赴きました。
河北省永年県から400KMのバスの旅です。
昼過ぎの到着で境内など散策の後、少林寺拳法のパフォ-マンスを見学し鄭州のホテルヘ。
翌13日は鄭州から北京へ飛行機で移動、北京市内の頤和園や香山公園見学、夜には前門飯店での京劇観賞 「覇王別姫」四面楚歌の場面で虞美人 の剣舞に感激、まさに長江大海の流れなのでしょうか。
翌14日は万里の長城(八達嶺)観光へ 長城への道は観光客でごった返していましたが楽しい散策でした。
セントレア空港へは夜9時過ぎの帰着となりました。
それぞれが一生の思いで深い旅となりました。
「廉譲堂」太極山荘便り
日本各地が近年類を見ない猛暑となった8月10日、11日美濃加茂の
里山、「廉譲堂」で夏季合宿が開催されました。
昨年11月23日の開所式から里山の秋を満喫しつつ12月の餅つき大会
後半では大雪に見舞われ、今年の正月合宿では氷点下5℃を経験し、
4月には野鳥の囀り、百花繚乱の中、新春茶会を催しました。
そして今回記録的な酷暑の中での合宿となりました。
自然の中で四季を肌身で感じ太極拳を練習できる幸せが暑さ寒さを
乗り越える身心と成ってきているようです。
今回は人生経験豊富な皆様が童心に帰って畳の上で大の字に
寝転んで一晩過ごしていただく別名「大文字雑魚寝合宿」と称して
開催しました。
地元の優しく素晴らしい方々も参加され一層の盛り上がりとなりました。
夕方のバーベキュ-大会からは藤井浩人美濃加茂市長も特別参加され
美濃加茂市を健康長寿の起点として共に頑張りましょうとの温かい
メッセ-ジを頂きました。
中日新聞8月11日付に掲載されました。
練習風景
スイカ割大会の様子
全員での集合写真
藤井浩人美濃加茂市長と懇談する会長
バ-ベキュ-大会後の集合写真
その後、会長による太極拳秘伝の技と医学的見地による効用について
講演が行なわれ、参加者全員での月見太極拳で締めくくりました。
翌日は早朝練習の後、近隣散策、更に練習を重ねて全員で近隣の古井
の天狗山へ詣でました。ここでも様々な天狗様の像が太極拳の技を見
せていることを会長から説明を受け皆さん熱心に聞き入っていまし
た。
2日間お疲れ様でした。
6月2日現職市長として全国最年少の藤井浩人(28才)市長が誕生しました。
藤井市長のブログに書かれたコメント「自然が豊かで、古い文化と長い歴史があり、交通の便が良く、そして、温かい人たちがたくさん住んでいるこんなにも素晴らしい美濃加茂市の良さをもっともっと引き出します。」に同感です。
「廉譲堂」太極山荘もこの素晴らしい里山で皆さまの身心の健康向上を目指していきます。
新緑の山荘便りをお伝えします。
会長の太極拳 技 「手」でスパット割れ ごらんのとおりです。
隣のやぶに仕掛けられたイノシシ捕獲の罠に繋りました。
早朝、荘主が太極拳練習中にただならぬ物音で捕獲に気づきました。
猟友会により引き取られていきました。
母屋の屋根下に徳利の形をした蜂の巣を発見、本物の徳利を逆さにしたような
絵柄付きです、4個はあります。将来固まれば蜂蜜酒入り徳利として利用できるかな?
新緑の「廉譲堂」山荘風景です。
真っ赤に染まる山荘からの夕焼け風景です。
山荘外塀から生徒さんを指導。
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伝統楊式太極拳第5代伝人
伝統武式太極拳第6代伝人
中国伝統文化の華である伝統太極拳の普及と継承を目的とし2000年9月名古屋にて設立しました。
楊式太極拳創始者の楊禄禅先師は晩年弟子たちを前に太極拳の究極の目的を話しました。
弟子たちは秘伝の技の伝授を期待して集まっていたが先師の言葉はく「詳問用意終何在,延年益寿不老春」と答えたそうです. 日本語で太極拳の最終的な目的は,「アンチエイジング,心身ともの健康の実」であると。
司馬遷の「史記」によると紀元前3世紀、中国秦の時代に始皇帝の命を受け徐福以下3,000人の童男童女が東方(韓国、日本)に不老不死の霊薬を求めて船出しましたが霊薬は見つかりませんでした。
しかし、現代不老長寿の術はあります。それは太極拳です。
歴史のロマンと現代社会を生き抜く術を学びながら医学的効用について解明を図ってまいります。
医学博士会長 劉 紅年