2017年 餅つき大会 in 廉譲堂太極山荘
今年も師走を迎える時期となりました。2017年12月10日 廉譲堂太極山荘で1年を通して練習に励んだ皆様の総決算としてお餅をつきました。
30kgsのもち米を6臼でついていきます。前日に水洗いし準備し、当日は薪を焚いて湯沸かしから始めます。冬ばれの気持ちの良い寒さの中で火の当番は楽しいですね。
餅つきは、「つきて」と「返して」の息の合った動きと、杵の打ち方がものを言います。太極拳で鍛えた「足、腰、手」が発揮される場面です。
皆さんが一致団結し餅をこね、お供え餅、あんこ餅、草餅、黒ゴマ餅等を作りました。中でも太極陰陽図のお供え餅は特大です。
焼き芋を頬張る乙女の皆さん
枯葉を燃やし1年を感謝
そして、1年の締めとして安井推進部長が水墨画の大家「許梅邨」先生に依頼し、木製板に描かれた水墨画を先の東屋「留珠閣」に続き、離れの日本間に掲げました。本部道場廉譲堂太極山荘は東の東屋には「青龍」が、西の離れには「鷹」が鎮座しました。 東は中国の伝説上の神獣、四神 (四象)の1つ東方青竜。蒼竜(そうりゅう)が、西には高瞻遠瞩(Gāo zhān yuǎn zhǔ)の鷹が高所から遠くを見通します。
我々も人生に高い目標を持って日々鍛錬することが健康長寿の道だと諭してくれます。「青龍」、「鷹」が道場の守護神として我々を末永く見守ってくれる事でしょう。
それでは皆様良い年をお迎えください!!!


謙虚の先を求めて、第二段 太極拳(剣)を楽しもう。
第四話 太極拳の聖地 永年県に学ぼう! 安井守推進部長
開所五周年は、まさに節目の年、飛躍の時です。道場東方の台地に
留(劉、龍)珠閣が建てられました。剣の套路46・魚跳龍門の技の
マスターを願い東の守り神(青龍)の絵を奉納し5周年記念行事の
太極拳聖地、永年県の旅に参加しました。邯鄲市、永年県の周辺は
故事や旧跡が多くいたる所に謙虚の先を考える課題に遭遇しました。
全てをお話しする時間も解読する能力がありません。ガイドさんの
車中での邯鄲市にまつわる二つの話から始めます。
(1)邯鄲の夢(一炊の夢)
不平、不満や欲望からの人生ははかないものとの教え、戒め?
(2)「完璧」の語源のお話し
今から2300年程前の戦国時代 邯鄲は趙の国の都でした。
趙の国は「和氏の壁」という十五の城に値する壁がありました。
それを何とか手に入れようとした秦の国の横暴から、壁を守って
出世した藺相如と、それを快く思わない将軍 廉頗のお話し。
藺相如は常に謙虚な態度で争いを避け、部下に今二人が啀み合えば
趙の国はたちどころに秦に滅ぼされるでしょうと話した。それを聞き知った廉頗は自身の不明をわび「刎頸の交わり」を交わすまでの物語。(刎頸の交とは相手・友の為なら自分の命までかけてつくす。)剣の套路の中に秘められた故事、お話はないか探してみましょう。
最初に浮かんだのが「34・哪吒深海」この技を皆さん、この夏必死に練習しましたね。斉天大聖(孫悟空)の海の竜王から得たという如意棒に破れた
哪吒太子は更なる技を求めて修行に励みます。
● 剣先に 願いを込めて 海深く。
● 如意棒の 先を求めて 突き進む。
「35・犀牛望月」 私にとってまだ解読出来ない技です。皆さん考えてみましょう。牛と月 神秘的ですね。
次は太極拳(剣)を楽しもう(第二話)で北斗七星②魁星式⑤⑪小魁星式の話をしました。小魁星式で虚(静)の構えは難しい、2度出てききますという話をしました。もう一つの技が射雁式です。「36・40射雁式」雁書・かりのたよりで知られるBC100年頃の漢代の蘇武の物語が重い出されます。使節団の団長として匃奴に向かった蘇武は匃奴の内乱に巻き込まれ、捕虜となりました。部下全員が匃奴に投降した中ただ一人「忠」を貫き苦節19年北の果
てで耐え忍び雁に託した帛の文(漢の使者の作り話)により助けられたという故事が思い起こされます。
● 小手かざし 狙い定める 雁の文。
● 蘇武の忠 北の果てより 雁運ぶ。
●
ここで忠恕の言葉を用いたのは、劉老師の師、傅鐘文宗師の墓の門に金色に輝くこの文字を見つけたからです。
この言葉は「論語」や「中庸」に孔子の言葉、生き方として出てきます。
論語 「夫子道忠恕而已矣」
中庸 「忠恕違道不遠」とあります。
仁者(徳のある人)への道は忠恕(真心からの他人への思いやり)である。?
今回の太極拳聖地をめぐる旅では各地で三教(儒教、道教、仏教)の三位一体の精神(相手を認め尊重する)を痛感しました。
そのことは李光藩老師の生きざまにダブります。旅の主要目的である大師の八十歳の誕生会の宴では、我々を温かく出迎えて頂きました。武式はもとより楊式、陳式の大家や元少林寺拳法の達人が集い和やかなものでした。穏やかな大師の立ちい振る舞いが忘れられません。謙虚の先の行動の一端を見たきがします。
廉譲堂太極山荘開所五周年記念 第六弾
平成29年11月11日、12日の二日間に亘り廉譲堂太極山荘開所五周年
記念交流大会が開催されました。
岐阜県美濃加茂市の里山に本部道場を開所して早5年が経過しよう
としています。11日当日の気象状況は天が味方したのか、この5年を
走馬燈のように演出して頂きました。早朝は小雨模様で心配
しましたが式典が始まると秋空が広がり祝福しているようです。
それも束の間、北風にみぞれが花吹雪のように舞い込ます。
一瞬身を凍らせますが、突然、雲が切れ青空が温かい空気を運ん
できました。各教室事に日頃の成果を披露していきます。山荘内の
陰陽図花壇に使われた黒龍、青龍が楽しく遊んでいるが如く天空は
黒い雪雲に覆われたり、青空を取り戻したりと目まぐるしく変化
していきます。
式典司会者の向井さんが初めに、この5年を振り返り山荘の四季折々
の変化、道場として定着していく様子、皆さんの成長ぶりを語りま
したが、正に天空が我々の過ごした5年を僅か3時間で映し出して
いるようです。
この5年は皆様と一緒に健康作りに邁進してまいりました。
特に3S ( SMAIL, SMART, SIMPLE) を念頭に何時でも、何処でも、
楽しく太極拳を学ぶ事で健康長寿の実現を図っております。
これからも10周年、20周年と皆様と共にこの山荘を舞台に元気に
学んでまいりましょう。
安井推進部長が恒例の太極拳の奥深さを画図によりお話しされました。
詳しくは後日、特集します。
生徒代表として井ノ口さんが中国遠征の報告を話されました。
全員による伝統楊式太極拳、武式太極拳、剣の練習です。
そして会長による指導、長谷川名誉顧問様総評、浜松清水さんの
手締めで第一部の行事を終了し、第二部会場の鬼岩温泉湯元館へ
移動します。
17時より劉紅年会長による講演会が開催され、太極拳の極意、
腰の移動(腰帯四肢)、重要性について楽しく講演頂きました。
ラジウム温泉でリラックスし、晩餐、懇親会で伝統太極拳理論や
練習方法について話が盛り上がり夜遅くまで語りあい楽しい時を
過ごしました。
翌12日は早朝より鬼岩公園内の散策です。紅葉と、奇岩の立ち
並ぶ渓流沿いに山道を登って行きます。鬼太郎さまの洞窟で
祈願し、朝食の後、朝練です。
皆様がこの二日間で英気を養い太極拳の醍醐味を満喫し、新たな
太極拳人生の出発点としてこれからの日々を過ごす節目の
記念大会となりました。
幹事の皆さまお疲れ様でした。
身・心ともに健康術 講演会報告
平成29年9月23日 常滑市民病院ボランティア・イベント部会
運営により劉紅年会長の講演会が開催されました。70名近くの
参加者が伝統太極拳による健康術で大いに盛り上がり、最後に
常滑方程式 = 「早朝伝統太極拳を行った後、 + 常滑焼の
急須・茶碗でお茶を飲み、+ 皆で語らう」= 常滑を健康長寿の町に
しましょう.参加者全員で香港を超える世界一健康・長寿モデルを
掲げました。その為、定期的に常滑で伝統太極拳講座を開催する事と
致します。開催日時、会場は決定次第お知らせします。
常滑焼街並み散策
池波正太郎等の時代小説ファンである劉会長が街並み散策でしみじみ
と日本の街道原風景に感動し、本部道場のある美濃加茂・中山道・
太田宿や鵜沼宿を重ね合わせ、新時代劇小説 (伝統太極拳士物語)の
創作意欲が湧いているとの事です。
廉譲堂太極山荘開所五周年記念行事 第一弾
平成29年9月10日 中国伝統医学太極拳会、日本廉譲堂太極拳会の
本部道場として美濃加茂里山に本部道場を開所して本年11月23日で
五周年を迎える事が出来ます。皆様の太極拳にかける思いが道場を
支えています。
本日は安井推進部長が水墨画の師匠、大家「許梅邨」先生に依頼
され、木製板に描かれた水墨画を山荘の東屋「留珠閣」に掲げまし
た。「留珠閣」は山荘東の山上に建てられました。
(龍) 東方神は青龍、 劉紅年老師が守る道場、美濃加茂は昇龍道
の中心にあり、「留珠閣」にふさわしい雲龍を奉納します。
五周年記念行事は10月には伝統楊式、武式太極拳の故郷である中国
河北省永年県を訪問し我々の老師である「李光藩」先生の80歳誕生日
を祝います。
11月は鬼岩温泉にて記念行事を開催し、12月は恒例の餅つき大会を
開催します。1月は新春交流大会で新たな年をお祝いします。
当会の益々の発展と皆様方の健康を本部道場を礎として
祈念いたします。
第34回 伝統太極拳談義サロン
「お盆修行に思う」 安井推進部長
立秋を過ぎて早5日、夏練三伏の末伏の候、昼間はまだ夏(火)
勢強し、しかしここ美濃、蜂屋の里は心地良い風が「蔵鷹閣」
を吹き抜け、耳を澄ませば、虫の声が聞こえ、道場に庭にトンボが
舞っている、秋はそこまでやってきている。
暑さを乗り切れ!加油!頑張れ!
練習あるのみか?
今日の練習に一句ならぬ一首
●谷渡る 風に朴の葉 笑顔見せ
●夏練楽し 美濃の山里
一陣の涼風に朴の葉が裏返り白い歯(葉)を見せてニッコリ
汗を吹き飛ぶ心地よさ、心身共に和みます。
練習後のスイカの味は格別でした。
しかし、師の指摘は (赤い熟した部分をどこまで食べるか?)は
難題です。
●赤と白 迫間の味 我知らず
(実)(虚) (秘技) (いまだ)
前賢者の言葉 「活到老、学到老」
「牛」を求めての道(旅)は 続く!
戻り梅雨・変化を楽しむ太極山荘
2017年7月23日梅雨明け初練習。 梅雨明け3日とはよく言った
第33回 伝統太極拳談議サロン ガンからの生還
小牟田さん
私は13年前に前立腺ガンを発症しました。全摘出手術で完治する
ものと信じて受けた手術でしたが願いは叶わず完治することは
できませんでした。
その後の治療法として、ガンの進行を一時的に押さえ延命をはかる
ための処置で、ガンを完治するための治療ではないホルモン療法を
受けることになりましたが、治る保障は無く不安と恐怖で希望を
失い私は絶望的窮地にたたされてしまいました。
そんな私が絶望から復活することができたのは、発症半年前に
始めた太極拳で中国伝統医学太極の会長である劉紅年先生の人力と
心の支えが有ったからです。先生はとても偉大な人格者で中国伝統
太極拳の楊式第5代、武式第6代伝人で医学博士でもあり謙虚で人柄も
優れ私は心から信頼と尊敬する先生です。先生の道場には週一回程の
通いで、先生は私には太極拳の指導とは別に体調のことにいつも
気遣ってくださって「大丈夫だから」と励ましの言葉と医学的
アドバイスもしていただきました。そのおかげで、元気、勇気、
希望が持てるようになり、私は先生の教えを活力の源として、また、
太極拳の効能であるストレス解消、血流の改善、免疫力アップ等々
を信じて毎日2~3時間太極拳の鍛錬に励みました。その結果、
ガン発症から12年目の昨年7月、担当医師から完治の報告を受け念願の
ガン克服を果たすことができました。太極拳を通じて先生始め多くの
仲間(同志)と出会い支えられ心から感謝しています。
今後も太極拳を生涯愛し続け太極拳の素晴らしさを
多くの人たちに伝承していきたいと思います。
2017年 冬練三九 in 美濃加茂廉譲堂太極山荘
穏やかなお正月の初稽古も終わり本格的に太極拳練習に励む時期となりました。
太極拳練習は何時でも何処でも牛が座ることが出来る程度の場所さえ有れば己自身の心掛け次第です。1月は第2週、3週の週末前夜は積雪を伴う真冬日となりました。そんな中で練習に打ち込む皆さんの姿を紹介します。
会長から剣の動作をより正確に演武する事で身体の機能が向上する事を学びました。
今年の重要なテーマである足腰手の流れを
身体で表現する指導が繰りかえし行われました。
そして今年の初めに胡桃(クルミ)の植樹を行いました。
私たちの学ぶ武式太極拳第5代継承者中国河北省永年県の李光藩老師が
何時もクルミの樹と実は永遠の健康と長寿の象徴だとのお言葉から
山荘に植樹する事となりました。
平さん、安井さんのご協力で山荘を一望出来る高台で皆様の成長を見守ってくれる事でしょう。
第32回 伝統太極拳談議サロン
謙虚の先を求めて・太極剣を楽しもう(第3話) 安井推進部長
昨年の道場開所4周年記念大会では、人を導く天の神々「神ってる」のお話をしましたが今日はそれに続くものです。太極剣の中に潜んでいる生き物、神々のお話です。剣の套路の中には拳と違って多くの生き物、神々が出てきます。昨年春の剣の写書の時、皆さん数えたことを覚えていますか?いくつありましたか?
20でした。しかしその時、劉老師は実はもう一つあります。 というお話がありました。私はまだ探しておりません。その答えの中に太極剣の心(神髄)が隠れている気がします。
楊式太極拳・剣の套路に登場する生き物(含む神・人) 別表
拳では七つの生き物と玉女です。しかし剣では燕、猫、鼠、水牛、黄色スズメバチまで出てきます。更に四神、霊、神獣、人も出てきます。哪吒という道教の神も出てきます、合計20です。
もう一つの生き物はどこに隠れているのでしょう。
第一話では套路の第一の技 ゛三環套月゛のお話をしました。剣を授ける天帝か授かり舞う私、あなたか?
今日は陰陽五行説の中心の神々、四神について考えてみました。套路では青龍、白虎は出てきますが朱雀、玄武、何処?です。朱雀は鳳凰に代表されているのか。
それぞれの技を五・七・五 調で表してみました。
套路 17 青龍出水
中国では古くから旧暦2月2日を龍頭(春龍)節として祝います。
● 春来り 青龍目覚めて 水が涌く
● 青龍が 眠り醒まして 地潤う
套路10 鳳凰右展翅
活動の夏
●右左り 翅を広げて 動を見せ
套路 44 白虎撹尾
そして実りの秋です
●天の幸 護るが役目 剣かざす
玄武や何処ですが、平成二十九年の新年を祝して 一句
●初春に 紅劉(龍)いでて 鳳が舞う
中国では古くから聖帝の世 (すばらしい指導者の下) 天下大平の時、鳳凰が現れると云われます。
今年も劉老師の下、太極拳を楽しみ健康と云う幸をつかみましょう。
ここで気がつきました。
套路 46 左右烏龍絞柱
龍が柱を絞るとは、まさに皇帝の住む所、北の守りの神、玄武が潜む所ではないでしょうか。
ここからは独り言。
21番目の生き物はすばらしい太極拳を継承する人、伝人 (劉紅年老師) であり、それを学び後生に伝える役目をする我々一人一人ではないのでしょうか。
楊式太極拳・剣の套路に登場する生き物(含む・神・人) |
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鳥類 |
哺乳類 |
魚爬虫類 |
昆虫 |
神(聖)獣 |
人・神 |
合計 |
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雀 |
虎 |
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拳 |
鶴 |
馬 |
蛇 |
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玉女 |
8 |
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鶏 |
猿 |
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燕子 |
猫 |
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烏 |
鼠 |
魚 |
黄蜂 |
青龍 |
哪吒 |
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剣 |
大鵬 |
馬 |
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鳳凰 |
仙人 |
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雁 |
牛 |
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白虎 |
玉女 |
20 |
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猿 |
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天馬 |
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獅子 |
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虎 |
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2017年新年交流大会 in 美濃加茂本部道場
2017年酉年の幕開けに相応しい穏やかで凛とした天候の下、
稽古初めを行いました。
司会を務める向井さんが大晦日の夜に新年を迎える心境を語られました。
ブログの「大人のためのファンタジー初夢に願いを込めて」
を読み太極拳とは正にこれだと、結果を求めて行うのではなく、
日々練習する時を楽しむのだと。悟りの境地ですね。
初めに劉紅年会長からご挨拶を頂きました。
皆様、新年好 今年は酉年で皆様が日々取り組んで練習している
太極拳の「金鶏独立」が輝く年です。
「金鶏天地春」「金鶏」とは太陽の意である。本年は自身の心に
輝きを宿し、周りの人たちにとって太陽のような存在になれる
よう自分作りに徹したいものである。
このお言葉のように皆様方が太極拳士として輝き多くの仲間と
太極拳を通じて心身の健康作りの輪を広げる年です。
片足で立つことが出来れば何も恐れる事はありません。今年は何事も
受け身ではなく攻めの姿勢で「只管打拳」楽しみましょう。
続いて長谷川顧問よりご挨拶を頂きました。
続いて長谷川顧問よりご挨拶を頂きました。
私たちが日々活動している伝統太極拳が如何に素晴らしいものかを自分の怪我の回復の速さで身に染みて感じております。この素晴らしい伝統太極拳を多くの人に知って頂くための種を蒔く活動を積極的に行い太極拳の輪を広めてまいります。
続いて安井推進部長挨拶
皆さん伝統楊式太極拳「剣」の動作名称に動物はいくつ出るのかご存知ですか?
詳しくは別掲で掲載させていただきます。
全員で伝統楊式太極拳、伝統武式太極拳、伝統楊式太極剣の初稽古です。
第二部は本部道場大広間にて劉会長から新春講演会を頂きました。
今回は太極拳の技を身体の動きで説明されました。
太極拳の動作は常に次の動きの反対側に溜め(寓意)があり十三勢の技が活きてくる事。
併せて足底のアーチの活用について説明を受けました。何れにしても説明を聞いたから即出来るものではありません。
何れにしても説明を聞いたから即出来るものではありません。
やはり「只管打拳」楽しく万回練習が全てです。
第三部は会場を美濃加茂シティ ホテルに移して会食、懇談、今年の太極拳にかける思いを語って頂きました。
第四部 翌朝は岐阜県各務原市にある「八大白龍神社」へ初詣
湖畔の龍神様に伝統太極拳を披露し一年の思いを祈願いたしました。
幹事の皆さまお疲れ様でした。
2017年 新年好!新年あけましておめでとうございます!
今年は酉年で我々太極拳士と縁が深い年です。
佛通寺派管長 小倉賢堂老師のお言葉を紹介します。
「金鶏天地春」
大意 「金鶏」とは太陽の意である。本年は自身の心に輝きを宿し、
周りの人たちにとって太陽のような存在になれるよう自分作りに
徹したいものである。
元旦初日に近隣の神社仏閣へ初詣地元村社「白山神社」をスタートに
「瑞 林寺」、「正眼寺」、「小山観音」、「古井の天狗山」、
「八大白龍神社」、「犬山成田山」と詣でました。
いずれの場所でも太極拳「金鶏独」で皆様の健康長寿と会の益々の
発展を祈願しました。
それでは皆様、本年も「只管打拳」楽しく練習しましょう。
2016年 餅つき大会 in 廉譲堂太極山荘 12月11日
今年は生徒皆さんが半年に亘り丹精込めて収穫したもち米で餅つきができ最高の幸せを感じました。
5月の田植えから始まり水の管理、草取り、害虫駆除、猪対策、稲刈り、稲架け、脱穀と一時も気を抜く事はありません。里山棚田の自然の変化と共に稲が生長し我々太極拳士も成長出来たと確信します。そして本日、餅をつく事が出来ました。
太極拳の奥義は「長江大海滔滔不絶也」そして「変化」する事です。
正に身をもって体験できたことと思います。
峰俳
●焼芋を ほくほく火番の おやつかな
●道場に 杵音高し 石蕗日和(ツワビヨり)
●餅搗や 手返しリズムの 弾みよく
●味見する みなの笑顔の 餅談議
●蒸し米に くるむ野沢菜 うまかりき
守俳
●餅つきて 心の憂い 霧と消え
●蒸篭抜け 思わぬ昼餉 よもぎ粥
●お土産の 大地の恵み もちきれず
●それぞれが 役目見つけて 腕ふるう
●餅かえす 技に挑みて 笑顔もれ
●のし餅の 技の伝承 道なかば
2016年実りの秋・表裏一体
実りの秋は我々人間だけではありません。
これから厳しい冬に向かって動物たちも蓄えの時期です。
今年も廉譲堂太極山荘ではイノシシが大活躍し、花壇や畑を耕し、
荒らして頂きました。
太極山荘の象徴である陰陽模様の花壇も見事にひっくり返されました。
そこで登場したのが新請負人衆です。
安井守推進部長を団長にくの一衆とプロの庭師を伴い修復作業に
取り掛かりました。
陰陽模様は「龍のひげ・蒼龍」、「黒龍」で構成されています。
被害の大きい黒龍を植え替え、見事に完成です。
併せて枯れてしまった「コウヤマキ・高野槙」を植樹し今回の使命を終えました。
草取りに活躍する「くノ一」衆
そんな様子を守俳が詠いました。
道場に 黒龍降りて 精気満つ
安城市歴史博物館・青空太極拳
「まねる・うつす・つたえる」
10月22日 安城市歴史博物館庭園で青空太極拳のイベントが開催されました。
50名を超える参加者が独特の雰囲気を醸し出す石のモニュメント前の
芝生を踏みしめ、小川のせせらぎ、小鳥のさえずりを聴きながら太極拳を楽しみました。
初めて体験される方も身も心も太極拳の魅力を感じたようです。
最後に参加者最年長者 91歳の神本守行先生が長寿の秘訣を話されました。
合わせて太極拳で不治の病を克服された皆さんが元気な姿でお話し
されました。
太極拳終了後、歴史博物館で開催されている聖徳太子絵伝模写完成
記念特別展を学芸員の説明を聞きながら鑑賞できました。
驚いたことに特別展のテーマは「まねる うつす つたえる」でした。
安城市本證寺(ほんしょうじ)に伝わる重要文化財聖徳太子絵伝を
広く紹介するために模写を作成し公開していました。
我々が学ぶ伝統楊式太極拳、伝統武式太極拳も継承し、普及する
ことで皆様の健康作りを目指す事が理念です。この理念を達成する
には正に「まねる うつす つたえる」がキーワードです。
今回も実り深い秋の収穫となりました。
棚田で田植え in 美濃加茂里山原風景 PART5
今年の5月田植えから草刈り、稲刈りと半年に亘り報告させて
頂きました「棚田で田植え in 美濃加茂里山原風景」も最終回を
迎えました。
10月15日 秋晴れの晴天の下、脱穀作業です。田植えは幼少の頃、
経験した程度の生徒皆さんが自然の中で、太極拳で養った身体の動き
を実践出来る場となり正に「晴耕雨読」「忙時耕田、閑時造(練)
拳、教弟子児孫、成龍成虎任方便」
陳式第一代「陳王廷」祖師の言葉の一麟を学ぶ貴重な6か月でした。
勉さんのお父様が脱穀機のエンジンを始動させる様は長年培った身体の動きが自然と表れ太極拳の技「進歩栽捶」そのものです、勁整が見事に表現されています。
太極拳で重要なキーワードは「変化」、「流れる」ことです。
今回の貴重な体験は僅か6か月ではありますが季節の変化と共に
人生が流れ変化するが如く稲が育つ様子を学ぶ事が出来、人生を
豊かにすることに感謝いたします。
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伝統楊式太極拳第5代伝人
伝統武式太極拳第6代伝人
中国伝統文化の華である伝統太極拳の普及と継承を目的とし2000年9月名古屋にて設立しました。
楊式太極拳創始者の楊禄禅先師は晩年弟子たちを前に太極拳の究極の目的を話しました。
弟子たちは秘伝の技の伝授を期待して集まっていたが先師の言葉はく「詳問用意終何在,延年益寿不老春」と答えたそうです. 日本語で太極拳の最終的な目的は,「アンチエイジング,心身ともの健康の実」であると。
司馬遷の「史記」によると紀元前3世紀、中国秦の時代に始皇帝の命を受け徐福以下3,000人の童男童女が東方(韓国、日本)に不老不死の霊薬を求めて船出しましたが霊薬は見つかりませんでした。
しかし、現代不老長寿の術はあります。それは太極拳です。
歴史のロマンと現代社会を生き抜く術を学びながら医学的効用について解明を図ってまいります。
医学博士会長 劉 紅年