小雨降る 草堂の庭 緑濃し 守俳
套路の 心をなぞる 筆の先 守俳
梅雨風の 心地よきかな 写書講座 峰俳
梅雨もよし 写書黙々と 書き上ぐる 峰俳
7月19日梅雨明けが待ち遠しいこの頃ですが太極山荘では嬉しい催しが行われまし た。 当会名誉顧問の長谷川様が77歳喜寿を迎えられ参加者でお祝いしました。
会長から「太極」と印字されたT-シャツをプレゼントされました。
長谷川様より今日まで健康に過ごすことが出来たのはひとえに太極拳と出会ったから と嬉しいお言葉を頂きました。事実日毎に若返って元気になられています。
会長から太極拳を学ぶ上で年齢との関係は10歳、20歳、30歳はヒヨコで 先輩諸氏をお手本に学ぶ 事。40歳、50歳、60歳は入門。70歳、80歳、90歳は練習盛り。100歳はやり放題、自分の好きな ように行ってくださいとのこと。 120歳からまた初心に戻る、、、、 何と質の高い人生ですね。
雷鳴の 土砂降り 美濃に喜寿祝い 峰俳
乾杯す シナの濃茶で 喜寿祝い 峰俳
7月21日は少林カンフ-体験講座を行いました。 中国武術には嵩山少林寺発祥の少林拳法と河南 省陳家溝発祥の太極拳があります。 少林拳法の特徴は骨格筋を使って直線的な動きをします。
太極拳は内功を重んじ曲線 運動が特徴 です。
今回の体験講座はそれぞれの動きを経験すること で太極拳を更に深く理解することが 目的です。 実技の後は筆を取ってそれぞれの字を書き心身一 致を学びました。
会長の厳しい指導でなんとなく型が決まっているようです。
講座終了後のニュ-スで梅雨明け宣 言を聞き愈愈夏本番・太極拳修行の季節 「夏練三伏」となりました。
2014年5月24日、25日の二日に亘り初夏を感ずる京都で48名の参加者が集い実り多い合宿となりました。京都京城は中国の都城(長安)を模倣したといわれ伝統太極拳の継承・普及を目指す我が会にとって最適の場所となりました。
最初に弘法大師空海ゆかりの東寺を全員で拝観し空海の心である「身は高野 心は東寺におさめをく」を我々なりに「身は美濃加茂「廉譲堂」 心は永年広府におさめをく」の心境で境内の宮本武蔵が身を潜めた観智院を訪れました。
院内の庭園「五大の庭」は弘法大師が唐の長安で密教の全てを受法し、数々の法具経典と共に帰国された様子が地理的に配置されています。向かって右側の築山に唐の長安、中央に遣唐船とこれを守護する竜神・神亀・鯱を表現し、左側の築山日本国が構成されています。
この庭を見た瞬間我が会の理念である徐福伝説を彷彿とさせました。
観智院の国宝の客殿には、宮本武蔵が筆を取り描いた「鷲の図」と「竹林の図」があります。宮本武蔵が吉岡一門を打ち倒した後、3年間、21歳の時観智院にかくまわれていたそうです「鷲の図」「竹林図」は、その時に描かれたものです。
劉会長の解釈では宮本武蔵は常に「身を浅く思ひ 世を深く思ふ」の自戒の言葉がこの二つの図に表れているとの事。解釈すれば「戦いのとき自身を捨て相手の動きに合わせる」更に「他人に優しく自身に厳しく」と、、、、我々太極拳者もこのようになりたいですね。
「鷲の図」は二羽の鷲が描かれています。戦国の世に上の鷲は、戦うとして有利の位置を構えていた「既得地位にある人たちの象徴」、下の鷲は宮本武蔵自身です、これから如何なる状況であろうと必ず生き残ることを決心した生命力溢れる水墨画です。
また、下の鷹は地面を蹴って羽ばたこうとしていますが太極拳の真髄そのものです。
「竹林の図」の右の部分の竹は横になって、梢は鞭のように次の変化に備え、横への動き「斬る」ことを想定しているようです、図の左側の竹は下の節から上の節へ一気に流れ、また、上から下に戻す正確に繰り返す刀力を鋭く表現しています、既に佐々木小次郎との戦いは準備していると感じます、宮本武蔵が二刀流を完成した時期では?
ちなみに宮本武蔵は左利きです。
「竹林の図」は太極拳の「玉 女 穿 梭」を彷彿とさせます。
図は写真撮影禁止の為、以下東寺のhomepageにてご参考下さい。
http://www.toji.or.jp/musashi.shtml
「東寺」で十二分に太極拳の真髄へと通ずる勉強が出来た後、午後より京都テルサ体育館で総合練習を行いました。
はじめに会長、長谷川顧問、安井推進部長、森幹事代表から挨拶を頂き早速練習です。
チ-ムワ-クよく日ごろの練習成果を発表して頂きました。
最後のまとめは劉会長による「大文字・五重塔」を、拳友が剣舞する中、吉野さんたちは身体で表現する大の字に会長が五重塔を演じる大パフォ-マンスです。
皆さんの無病息災を願って演舞されました。
更に会長の剣は一本の剣で演舞していましたが突然一本の剣が二刀流となり場内を沸かせました。ここに宮本武蔵現わるの図でした。
夜は皆さんと楽しい懇親会、夜遅くまで太極拳談議に花が咲きました。
翌朝は早朝より東本願寺境内で太極拳朝練です。境内の玉砂利も太極拳士には心地よい足場であったようです。
京都テルサ体育館で総合練習の後、弘法大師ゆかりの智積院会館にて精進料理を頂き全ての行事を終了しました。
写書教室優秀者表彰 2014年5月11日初夏の陽気の中「廉譲堂」太極山荘写書教室の優秀者表彰式が執り行なわれました。
この教室は寺子屋塾の一貫として2012年10月から毎月第2、第4日曜日の午後開催され、これまで延べ350名の方々が伝統楊式太極拳85式の套路名を会長の指導の下、写書し名称の由来、動きなど筆をとって学んできました。
1年半の学習成果を書道暦50年の飛田さんに審査していただき3名の方を優秀な書として表彰しました。
長谷川様、吉野様、平様のお三方です。
表彰状には安井先生手彫りの会長名刻印が押されています。
写書教室では単に字の良し悪しを学ぶのではなく太極拳の心を自身の心となるよう文字に集中し、併せて動作名が身体一致となるよう学んでいきます。
早朝練習で庭にたたずむ生き物らしき影を発見、よくよく見るとウサギのようです。早速カメラを 構えると耳をそばだて辺りをキョロキョロと、逃げ足は正にうさぎ跳び、ピョン、ピョ-ンと裏山 へ消えていきました。裏山へ消えていきました。
厳寒の中、毎日気になるのが紅白の梅、大きな霜柱が立っている山肌で日に日に芽を吹き、ついに開花の時です。木の枝は一本たりとも真っ直ぐではありません、何らかの曲線で伸びています。
正に太極拳の極意ですね。「干枝老梅」
JA 安城で今年初の太極拳教室が開催されました。従来のメンバ-に新たに参加された方々を交えて万回 (満開) 練習の開始です。 皆さん一段と逞しく成長されて見えました。 春はすぐ其処です。
大学の帰り道、花屋さんで可愛らしい鉢植えを見つけ道場に飾りました。突然花の名前が「雲間草」と知り改めて鉢を観察すると85の文字が大きく描かれています。
偶然の発見ですが是は必然なのかも。 何故なら此処は太極拳道場。伝統楊式太極拳、別名を85 式、 中でも重要な技は「雲手」。
2月8日は日本全国大雪に見舞われました。ここ美濃加茂「廉譲堂太極山荘」も例外ではありません。
明け方から降り始めた雪で竹林もアーチを描いています。
本日は太極拳道場練習日、この天候で は拳 友の皆さんもお休みかと思いきや。突然、偶然、それとも必然 平さん、村田さんのご両人 が突然現れました。偶然時を同じくして、 早速、会長の厳しい指導が始まります。必然ですね。
廉譲堂へ通ずる坂道を雪掻きする荘主。
にわか作りの雪だるま白クマ君も練習に参加。
1月31日は中国など中華圏では旧正月を祝う日です。
廉譲堂では2月1日に春節を祝いながら新たな練習明けとなりました。
「冬練三九、夏練三伏」(tong lian san jiu, xia lian san fu)厳しい寒さの冬、酷暑の夏をひたすら只管練習することで身心を向上させるとの武術用語、正に「只管打拳」です。
午年の技の事初めは「野馬分鬃」から 野生の馬がたてがみをなびかせて走る様子、太極拳の技「野馬分鬃」 動作の基本はポン掤 竹の棒を使って身体に浸透させます。
何度となく反復練習で竹の棒が身体の一部となり生きているかのようです。
会長の厳しい指導の下、拳友の動きも活き活きとした美しさを感じます。 今年も大地を翔る駿馬のように太極拳の練習に励みます。
全員での集合写真です。
十二支では七番目、中間にあたる午年、拳友の皆さんもそろそろ人生の折り返し点、新たな出発点を迎えられた方も多いと思います。
この午年を迎えられるにあたり会長、荘主が元旦に皆様方と共に諸事馬く行きますように、天高く馬肥る秋のように実り多き太極拳が出来ますようにと近隣のお寺に初詣で。
瑞林寺(臨済宗妙心寺派)数珠を回してお願いしました。 愛弟子の咲男さんもお祈りしました。
続いて正眼寺へ (臨済宗妙心寺派)
続いて臥龍山 (臨済宗妙心寺派)
会長 鐘楼前で懶扎衣
2014年新年交流大会 in 美濃加茂
1月11日、12日の二日に亘り美濃加茂「廉譲堂太極山荘」を中心に開催しました。
早朝より雪交じり、陰陽図も薄らと雪化粧 初稽古には相応しいスタートとなりました。
早速、練習、万回すれば自ずと解かる、「只管打拳」の開始です。
続いて剣の陣
男性陣 女性陣の演武に惚れ惚れ
全員での集合写真
屋外の部に続き会長の講演会
初めに平幹事より昨年の中国遠征を地図により緯度、距離を日本地図と比較、北京から訪れた楊式、武式太極拳故郷河北省永年県、河南省少林寺は日本地図で
会長から永年県で中国側の推手演武を技術面から解説、改めて足、腰、手の重要性を認識する。
午年に因んで馬の動きが太極拳の技と共通することが判明。
廉譲堂太極山荘から美濃加茂シテイーホテルに移動し晩餐、懇親会と楽しい時間を過ごしました。
丸田さんのギター、ハーモニカの生演奏に昭和生まれの拳友が懐かしい唱を合唱し、時の経つのを忘れました。
翌1月12日は廉譲堂太極山荘で早朝練習の後、関市にある大日山日龍峰寺(にちりゅうぶじ)に初詣、京都の清水寺に似ていることから美濃清水と呼ばれています。
全員での集合写真
帰りに正眼寺に詣でて今回の交流会を閉じました。
正眼寺の庭から空を見上げると今年の干支、午、馬が躍動しているかのような幾重もの雲が流れて行きました。今年も馬くいきますように、、、、、、
静寂な早朝 薄らと雪景色 陰陽図の中に龍・劉が潜んでいるかのようです。
12月22日 今年の春に植えた 老梅が開花しました。
植えて間もない開花には驚きです。
年数も経ず、一般的には1月頃咲く花が香りを放っています。
でも不思議なことではありません、ここは伝統太極拳の聖地です。
数百年の伝統を継承・普及する場所として輝いています。
12月29日 竹林を整理し木の葉や竹を燃やして暖を取りスッキリした笑顔の荘主と咲男さん一年のアカも落ちたかな?
12月29日荘主力作の門松です。
これで正月準備も整いました。
それでは拳友の皆様 良い年をお迎えください。
11月23日秋晴れの「廉譲堂」太極山荘で開催されました。
多数の皆様が参加され1周年を祝っていただきました。
名古屋駅前亀島本部道場を美濃加茂市蜂屋町の里山へ移し1年が経過し、自然の営みを肌で感じて太極拳の練習 に励んだ1年でした。
当日は中華人民共和国駐名古屋総領事 張立国ご夫妻もお祝いに駆けつけてくださいました。
長谷川顧問、安井先生、神本先生から祝賀のお言葉を頂戴しました。
神本先生(御年88歳)から健康長寿推進活動報告
安城市で毎朝太極拳の朝練を多くの皆様と共に活動し、
日中は老人施設を回り太極拳で健康増進、生きがい作りに邁進されています。認痴症が回復された症例報告もなされました。
張立国 名古屋総領事からお祝いのスピ-チです。
「伝統太極拳を通じて此の地が日本の皆様の健康長寿の源となるよう心より祈念しています。」
長谷川名誉顧問より返礼のスピ-チ
「中国伝統文化の華である伝統太極拳の継承と普及を進める事により皆様方の健康増進、健康長寿社会を目指します。」
張立国名古屋総領事ご夫妻に伝統楊式太極拳、伝統武式太極拳、剣の演武を披露しました。
総領事も我々のファンに成ったようで自前の携帯で皆の迫力ある演武を撮っていますね。因みにファンの事を中国語でフンスー[粉丝fensi]と言います。
総領事奥様から伝統太極拳を此の美濃加茂「廉譲堂」太極山荘から世界へ広めて下さいとの温かいメッセイジを頂きました。
参加者全員での集合写真です。
翌11月24日は一足早い餅つき大会を開催しました。
快晴の「廉譲堂」太極山荘で前日から米とぎ準備したもち米を薪で火お越しした釜で蒸していきます。
皆さん交代で餅つきの開始です。杵を打つにも太極拳の「足・腰・手」の極意が重要です。
太極拳極意は陰陽変化です。
第一部 語り部の集いを開催しました。
晩秋の朝、朝から雨模様、山荘の木々も紅、黄、緑と秋を演出しています。母屋の和室に拳友が集うと物語は始まり です。
語り手は東金さん、音響は吉田さん 語りは「葉っぱのフレディ-いのちの旅」レオ・バスカーソア作 子供から 大人ま で人気の作品です。
物語は大きな木の太い枝に生まれた、葉っぱのフレディのおはなし。 春に生まれたフレディは、数えきれないほどの葉っぱにとりまかれていました。
はじめは、葉っぱはどれも自分と同じ 形をしていると思って いましたが、やがてひとつとして同じ葉っぱはないことに気がつきます。
フレディは親友で物知り のダニエルから、いろいろなことを教わります。 自分達が木の葉っぱだということ、めぐりめぐ る季節のこと夏が来て、秋が過ぎ、冬が訪れ ると仲間が次々と枝から 離れていきます。初めて知る死の恐怖、しかしそれは終焉ではなく始まりだ と気づきます。葉は大地に帰り次の春に は木を育てる力となり「いのち」は永遠に続いていくのだと。
春夏秋冬、太陽、 月、話の流れ は廉譲堂太極拳譜の心そのものです。
東金さんの抑揚のある語りと吉田さんの音響効果で参加者全員が心に響く集いとなりました。
最後に抒情歌の「この道」を太極拳山荘にアレンジして全員で合唱して終了しました。
会員の皆様はじめ、一般の方の見学歓迎いたします。
会 場: 岐阜県美濃加茂市蜂屋町上蜂屋1906-8
大会案内
「廉譲堂太極山荘」開所1周年大会
「秋高気爽」(qiu gao qi shuang)を実感するこの頃です。
「廉譲堂太極山荘」も皆様方の暖かいご支援の下、11月23日には
開所1周年を迎える事となります。
記念行事として下記の催しを開催しますので皆様のご参加を宜しく
お願い致します。
なお、記念行事は二部構成として下記のご案内をいたします。
記
会 場 「廉譲堂太極山荘」;
第一部 11月10日(日) 14:30 ~語り部の集い語り手 東金さん
第二部 11月23日(土)祝日 11:00~
1. 11時~12時30分総合練習
2. 12時30分~13時30分 昼食 (各自手配)
3. 13時30分~13時45分 関係者挨拶
4. 13時45分~15時30分 各教室発表会
5. 15時30分~16時20分 会長による指導
6. 16時20分~30分 閉会挨拶等
以上
伝統太極拳聖地への旅
( 中国河北省永年県 楊式太極拳、武式太極拳発祥の地)
2004年5月に武式太極拳第5代中国廉譲堂太極拳会長・李光藩大師のもとへ訪問して以来9年ぶりの公式訪問となりました。
団員の中には遠く東京、京都、浜松など遠隔地からも参加されました。
翌11日はホテル横の叢台公園で先ずは朝練です。 地元の皆さんも太極拳など盛んです。武霊叢台. 邯鄲市中心の叢台公園にある。戦国時代に趙の武霊王が軍事操練と歌舞の観閲のために建造されました。
先ずは楊式太極拳宗師「楊禄禅故居」を訪問です。
門前には土産物店など軒を連ね当地が観光地としても知られているようです。
当会会長の「劉紅年」老師の出版した「廉譲堂太極拳譜 解釈本」が売られているのには驚きました。
そして我々の師「劉紅年」老師の師匠「傅 鍾文」先師の墓苑を訪れました。
傅 鍾文先師銅像の前で「劉紅年」老師は懐かしげに老師に語りかけていました。
銅像横には「劉紅年」老師が送った記念の碑があり「師恩永存」の文字刻まれています。
墓苑門前で全員で楊式太極拳演武
全員での集合写真
いよいよ広府鎮です。高さ10m近い城壁の周りは外堀でおおわれています。
城門前の集合写真
城壁上の集合写真
いよいよ武式太極拳宗師の武禹襄故居を訪問
李光藩大師の弟子紅旗と弟子による推手「打上歩・打退歩・散手・散手帯摔 まさに武禹襄宗師の「腰腿換勁応万端」の実践。
昼は地元の拳友との懇親会が催され中国側からは推手、剣などの演武披露。
その後、中国最古の石橋の一つ「弘済橋」、「邯鄲の夢の黄梁夢を訪れ歴史の深さを味わいました。
夜は地元の拳友との懇親会中国側からは李光藩老師の講義「太極拳練 習の心構えについて」、とても勉強になりました。我々からは団員全員による武式、楊式、太極剣の演武を披露し、ま た、詩吟・うたの合唱等拳友から暖かい拍手を頂きました。
翌12日は中国武術発祥の地、河南省嵩山少林寺へ赴きました。
河北省永年県から400KMのバスの旅です。
昼過ぎの到着で境内など散策の後、少林寺拳法のパフォ-マンスを見学し鄭州のホテルヘ。
翌13日は鄭州から北京へ飛行機で移動、北京市内の頤和園や香山公園見学、夜には前門飯店での京劇観賞 「覇王別姫」四面楚歌の場面で虞美人 の剣舞に感激、まさに長江大海の流れなのでしょうか。
翌14日は万里の長城(八達嶺)観光へ 長城への道は観光客でごった返していましたが楽しい散策でした。
セントレア空港へは夜9時過ぎの帰着となりました。
それぞれが一生の思いで深い旅となりました。
「廉譲堂」太極山荘便り
日本各地が近年類を見ない猛暑となった8月10日、11日美濃加茂の
里山、「廉譲堂」で夏季合宿が開催されました。
昨年11月23日の開所式から里山の秋を満喫しつつ12月の餅つき大会
後半では大雪に見舞われ、今年の正月合宿では氷点下5℃を経験し、
4月には野鳥の囀り、百花繚乱の中、新春茶会を催しました。
そして今回記録的な酷暑の中での合宿となりました。
自然の中で四季を肌身で感じ太極拳を練習できる幸せが暑さ寒さを
乗り越える身心と成ってきているようです。
今回は人生経験豊富な皆様が童心に帰って畳の上で大の字に
寝転んで一晩過ごしていただく別名「大文字雑魚寝合宿」と称して
開催しました。
地元の優しく素晴らしい方々も参加され一層の盛り上がりとなりました。
夕方のバーベキュ-大会からは藤井浩人美濃加茂市長も特別参加され
美濃加茂市を健康長寿の起点として共に頑張りましょうとの温かい
メッセ-ジを頂きました。
中日新聞8月11日付に掲載されました。
練習風景
スイカ割大会の様子
全員での集合写真
藤井浩人美濃加茂市長と懇談する会長
バ-ベキュ-大会後の集合写真
その後、会長による太極拳秘伝の技と医学的見地による効用について
講演が行なわれ、参加者全員での月見太極拳で締めくくりました。
翌日は早朝練習の後、近隣散策、更に練習を重ねて全員で近隣の古井
の天狗山へ詣でました。ここでも様々な天狗様の像が太極拳の技を見
せていることを会長から説明を受け皆さん熱心に聞き入っていまし
た。
2日間お疲れ様でした。
6月2日現職市長として全国最年少の藤井浩人(28才)市長が誕生しました。
藤井市長のブログに書かれたコメント「自然が豊かで、古い文化と長い歴史があり、交通の便が良く、そして、温かい人たちがたくさん住んでいるこんなにも素晴らしい美濃加茂市の良さをもっともっと引き出します。」に同感です。
「廉譲堂」太極山荘もこの素晴らしい里山で皆さまの身心の健康向上を目指していきます。
新緑の山荘便りをお伝えします。
会長の太極拳 技 「手」でスパット割れ ごらんのとおりです。
隣のやぶに仕掛けられたイノシシ捕獲の罠に繋りました。
早朝、荘主が太極拳練習中にただならぬ物音で捕獲に気づきました。
猟友会により引き取られていきました。
母屋の屋根下に徳利の形をした蜂の巣を発見、本物の徳利を逆さにしたような
絵柄付きです、4個はあります。将来固まれば蜂蜜酒入り徳利として利用できるかな?
新緑の「廉譲堂」山荘風景です。
真っ赤に染まる山荘からの夕焼け風景です。
山荘外塀から生徒さんを指導。
10日土曜日はあいにくの雨模様ですが三河湾を望む
会長はじめ役員皆様の挨拶の後、全体練習会、教室別練習と続き
いよいよ教室毎の発表会です。
始めに幹事チ-ム極楽教室による楊式太極拳「剣」の演武です。
皆さんこの日の為、早朝練習を重ねたとの事で素晴らしいチ-ムワ-クで剣が活きた動きを披露されました。
各教室の演武です。
夜は会長による講義が開かれました、腸管の内因性物質、
Serotonin
やDopamine 等による役割と伝統太極拳との関連について貴重な話を聞く事が出来ました。
「用進廃退」 身体の法則として体を使わなければ己の機能が退化し、脳においても同様の原理が働いている。
内因性物質を積極的に活性化することがアンチエイジングの秘訣です。
腸内物質による陰陽ですね。
翌朝、昨日とは打って変わった晴天の砂浜で早朝練習、浜風が何とも言えない心地よさです。
砂浜に寄せては引く白波に太極拳の技「雲手」を感じます。
様々な場所、機会で陰陽変化を悟る合宿となりました。
13時まで練習を行い昼食懇談で全ての行事を終了しました。
お疲れ様でした。 幹事の皆さま御苦労様でした。
4月14日 遅い春の訪れを満喫する美濃加茂の里山でお茶会を開催しました。
昨年10月に美濃加茂の里山に道場を開所して半年が経過しました。
紅葉の山肌、蜂屋柿、山栗など秋の味覚が彩る里山も晩秋とともに厳しい冬へと変貌していきます。
12月の餅つき大会後半は降雪により銀世界へ。
1月から3月は毎朝氷点下5℃で大きな霜柱が立っていました。
厳しい冬も梅、山桜、野草の開花、鶯や野鳥のさえずりと共に春の訪れを告げています。
山荘を訪れ太極拳練習に励んだ皆様も自然の営みに身をゆだねた半年と思います。
春の息吹を感ずる山荘で皆様のご協力の下で茶会を催しました。
太極拳の合間のひと時、和装姿で一段と華やいだ茶室で凜として茶会が開催されました。
幹事の皆様の手際良い段取りで会長、荘主も亭主として皆様をもてなす事ができました。
茶の湯の心も太極拳も相通ずることを知る良い機会です。
「動中有靜、靜中有動」自身を無とし相手を有としてもてなします。
幹事の皆様へ亭主として会長、荘主から感謝のお手前を披露しました。
茶会終了後、茶室の裏で地表が盛り上がっている場所を発見、筍の収穫です。
心も晴々としたところで一句
拳友も 今日は淑やか 裾さばき 守俳
初釜や 春の言祝ぎ 掛け軸に 守俳
茶の集い これも修業か 足にきく 守俳
名も知れぬ 野草が告げる 百花繚乱 荘主俳
廉譲堂太極山荘に春の訪れを告げています。
外に出てみると青々と茂る竹林と松が元気に
春風にそよいでいます。
中国では松・竹・梅を「歳寒三友」といい、松と竹は冬の寒さに耐えて緑を保ち、梅は寒さの中、百花に先駆けて花を咲かせます。
三友は友としてふさわしい「正直な人・忠実な人・多聞な人」を云います。
「松」は厳冬にも落葉せず、断崖絶壁にも根を張ることから忍耐強く、真心を尽くす人。
「竹」は節をもった人、隠し立ての無い正直な人。
「梅」は厳冬に咲くことから厳しい状況でも笑顔を絶やさない人を表しています。
廉譲堂太極山荘に集う人々を表しているように。
「梅一輪 一輪ほどの暖かさ」 服部嵐雪の俳句
梅の花が一輪また一輪と咲くにつれて暖かくなる様子を詩っています。
万回練習の目的を詩っているようです。
「人と比べず」
「焦らず」
「楽しく練習する」
つまり「自分と向き合う」がキ−ワ−ドです。
練習過程は
先ずは「おのれを知る」
続いて「おのれを磨く」
最後に「おのれを捨てる」
すべてに共通するのは「謙虚」な心です。
安城JA 生活館での太極拳教室で劉会長はじめ皆様からお祝いの花束が贈られました。
神本守行先生は安城市バレーボール連盟に尽力され文部大臣表彰、安城市体育栄誉者表彰など体育の発展に尽力されています。
ご本人の弁によりますと、スポーツはより高く、より速く、より強く、より遠くのチャンピオンスポーツとして活動してきましたが74歳を境に生涯スポーツとして何をすべきか模索するなか劉会長との出会が太極拳人生の始まりとなり今では多くの太極拳生徒さんを指導する傍ら老人施設を毎日数か所廻り太極拳の指導をされています。多くの施設で神本先生が来るのを楽しみにしているとの事です。
神本先生が毎日、吟じている詩をご紹介させていただきます。
玉齢 ハ十ハ 春風
矍 鑠 尚看 顔 色 紅
家運 隆昌 可真羨
人生 極楽 属斯翁
全員で太極拳練習です。
ひと際輝きいている方が神本ご夫妻です。
参加者全員の集合写真です。
神本先生とお弟子さんの練習風景です。
安城南部公民館教室の皆さんの練習風景です。
全員での集合写真です。
次回は9月14日と28日 土曜日 午前10時からJA安城生活館での練習会を行いますので皆様御誘いのうえご参加ください。
一年之計在于春[一年の計は春にあり]。(イーネンチュウチイザイユウチュン)
春の訪れを今年一年の最良のスタートと祈りましょう。
中国では「福」の漢字を逆さにすることで「福到了」 福が来る の縁起を担いだ飾り物を家の玄関等に飾る風習があります。
「廉譲堂」 玄関内に掲げられた「中国伝統医学太極拳会」の名盤です。
離れもお正月を迎える準備が整いました。
母屋の床の間 正面に向かって右側のお皿に武式太極拳宗師の武禹襄先師、左側は楊式太極拳宗師の楊禄禅先師が祀られています。向かって右側の仏間には私の師匠である傅鐘文先師の墓前に置かれた私の石碑拓本です。「師恩永存」が私の現在を表しています。左側掛け軸は「太極拳13勢」です。
2月10日春節(お正月)
「廉譲堂」寺子屋塾で新年茶会(中国茶)の準備が整いました。
劉会長の見事な手さばきで龍井茶が注がれます。
一服頂いた後、新春書き始め写書教室の始まりです。
太極拳套路と今年一年の幸せを祈り「福」の字を書きました。
参加者全員の集合写真です。
夕暮れも近くなり静かに暮れゆく「廉譲堂太極山荘」です。
参加者の中から俳人が現れました。
その一部を紹介します。
「霜踏みて 初套路 すがすがし」 守俳
「そこここに 春節飾り美濃山荘」 峰俳
廉譲堂太極山荘風景
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。 1月5日、6日の二日間にわたり美濃加茂の本部道場廉譲堂太極山荘を拠点として新春合宿を開催しました。
先ずは地元の氏神様 白山神社と白髭神社へ初詣 今年一年万回修行を祈願しました。
美濃加茂の里山の自然は厳しく屋外道場は数センチに及ぶ霜柱が立っています。
名古屋市内では見ることの出来ない大きな霜柱を足跡が削って行きます。
寒中太極拳の始まりです。
屋外道場第一の修行場所 倒撵猴坂(タオネンホウ)坂を太極拳の技 倒撵猴で下って行きます。
万回修行を目指し練習後の晴れ晴れとした皆さんの集合写真です。
初日の夜は会長による太極拳秘伝技の講義 皆さん其々何かを掴んだようです。
二日目は地元の有名な禅寺 正眼寺へ詣でました。 正眼寺は元徳2年(1330年)、関山無相大師が開山し臨済宗妙心寺派の妙心寺の「奥の院」とも呼ばれる道場で禅風は厳格で、スポーツ界・政財界の有名人がよく座禅を組にきています。
正眼寺紹介の木版に大極和尚が記されているのは偶然なのでしょうか?
門前手前に円形と四角の舞台が出現 正に天円地方 日本で言うところの天地人です。
天円地方(てんえんちほう)とは、天は円く、地は方形であるという古代中国の宇宙観です。中華文化圏の建築物や装飾のモチーフとして用いられています。天が円で表される由縁は星の運行が円運動で表されるためです。
早速天円地方の上で全員太極拳を練習 練習後の集合写真
山門の手洗い場 氷が張って水が出ません、柄杓で氷を割って手を洗いました、修行ですね。
お寺内部の様子です。
空を見上げると今年の干支である巳が大空に描かれています。
身も心も清まれ新しい年 太極拳元年が始まりました。
本部道場 「廉譲堂」太極山荘
【場所】岐阜県美濃加茂市蜂屋町上蜂屋1906-8 電話0574-49-8818
第1・3土曜日
【内容】伝統楊式太極剣
【日時】午前(11:00-12:30)
【内容】伝統楊式太極拳
【日時】午後(14:30-16:00)
第2・4土曜日
【内容】伝統武式太極拳
【日時】午後(14:30-16:00)
第2・4日曜日
【内容】伝統楊式太極拳
【日時】午前(11:00-12:30)
【内容】写書―伝統太極拳套路表・太極拳理論篇等
【日時】午後(14:30-16:00)
文化センタ-
【教室】朝日文化センタ-
【内容】伝統楊式太極拳
【日時】第1・3 日曜日(15:30-17:00)
【会場】丸栄スカイル10階(名古屋市中区栄3丁目4番5号)
電話052-249-5553
【教室】NHK文化センタ-
【内容】伝統楊式太極拳
【日時】第2・4 水曜日 (16:00~17:30)
【会場】NHK名古屋放送センタ-ビル21階(名古屋市東区東桜1)
電話052-952-7330
【教室】NHK文化センタ-
【内容】伝統武式太極拳
【日時】第1・3 日曜日 (13:00~14:30)
【会場】NHK名古屋放送センタ-ビル7階
【教室】熱田の森文化センタ-
【内容】伝統楊式太極拳
【日時】第1・3水曜日 (18:30~19:30)
【会場】パレマルシェ神宮6階 (熱田区神宮3-6-34 )
電話052-683-2323
【教室】熱田の森文化センタ-
【内容】伝統楊式太極拳
【日時】火曜日 (9:15~10:15)
【会場】パレマルシェ神宮6階
【教室】極楽教室
【内容】伝統楊式太極拳
【日時】第2・4土曜日 午前(10:00-11:30)
【会場】極楽コミュニティ-センタ-(名古屋市名東区高針台3丁目)
電話052-704-1530
【教室】平田寺教室
【内容】伝統楊式太極拳
【日時】第1・3 金曜日(20:30~21:00) ・第2日曜日(10:30~11:30)
【内容】伝統楊式太極剣【日時】第2・4 木曜日 (10::30~12:00)
【会場】寺院 平田寺(北名古屋市九之坪宮前6番地)
電話0568-48-6806
【教室】元気の里、あすなろ舎
【内容】伝統楊式太極拳
【日時】随時
【会場】大府市吉田町正右工門新田1-1
電話0562-43-8065
【教室】JA安城教室
【内容】伝統楊式太極拳
【日時】随時
【会場】JA愛知中央生活館(安城市御幸本町9番6号)
電話 0566-73-5500
【教室】安城南部公民館教室
【内容】伝統楊式太極拳
【日時】第2・4土曜日 午前(10:00-11:30)
【会場】安城南部公民館(和泉町大下38)
電話 0566-92-3521
【教室】碧南教室
【内容】伝統楊式太極拳
【日時】第1・3木曜日(19:00-20:30)
【会場】JA愛知中央碧南みなみ支店(碧南市塩浜町7-11)
電話0566-41-2430
【教室】浜松教室
【内容】伝統楊式太極拳
【日時】月2回 土曜日又は日曜日
【会場】浜松市武道館浜松中区西浅田二丁目3-1
【教室】桑名教室
【内容】伝統楊式太極拳
【日時】第1・2・3 木曜日 (14:00~15:30)
【会場】スポ-ツマジック KUWANA桑名市大字西方字小谷2411番地
【教室】津島教室
【内容】伝統楊式太極拳
【日時】第2・4 金曜日 (13:00~17:00)
【会場】西地域防災コミュニティセンタ-津島氏下新田町2丁目241番地
【教室】東京教室
【内容】伝統楊式太極拳
【日時】第1・2・3 日曜日(13:30~15:00)
【会場】南砂町カルチャーセンタ(東京都江東区新砂三丁目4番31号
南砂町SC SUNAMO4 階) 電話03-5632-8011(代)
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伝統楊式太極拳第5代伝人
伝統武式太極拳第6代伝人
中国伝統文化の華である伝統太極拳の普及と継承を目的とし2000年9月名古屋にて設立しました。
楊式太極拳創始者の楊禄禅先師は晩年弟子たちを前に太極拳の究極の目的を話しました。
弟子たちは秘伝の技の伝授を期待して集まっていたが先師の言葉はく「詳問用意終何在,延年益寿不老春」と答えたそうです. 日本語で太極拳の最終的な目的は,「アンチエイジング,心身ともの健康の実」であると。
司馬遷の「史記」によると紀元前3世紀、中国秦の時代に始皇帝の命を受け徐福以下3,000人の童男童女が東方(韓国、日本)に不老不死の霊薬を求めて船出しましたが霊薬は見つかりませんでした。
しかし、現代不老長寿の術はあります。それは太極拳です。
歴史のロマンと現代社会を生き抜く術を学びながら医学的効用について解明を図ってまいります。
医学博士会長 劉 紅年