「太極拳で意識しているポイント」
神本先生の教室で85式太極拳を習い始めて2年。毎朝の秋葉公演での
全套路演舞、毎週火曜、土曜、日曜のサ-クルと自宅練習で、全套路
換算にして累計1700回実践。今では、蹬脚 (ドンジャオ)もあまりふ
らつかずに、それなりの高さまで足を上げられるようになってきまし
た。ヒザを痛めること無く太極拳を継続できたのは、神本先生の楽し
さあふれる、判りやすいご指導、ご指摘のおかげと感謝しています。
ここでは、私が特に心がけている゛太極拳での意識ポイント゛を述べ
ます。
第1点は、足形要領のひとつ「ひざはつま先方向に曲げる」におい
て、起勢(チ-シ-) などでは意識してO脚の方向にひざを曲げるよう
に注意しています。自分ではつま先方向にひざを曲げているつもり
だったのに、足を肩幅に開いて、つま先を若干外に向けている状態
ではX脚方向に曲げていることになることを神本先生に指摘されて初め
て気付かされたことで、ヒザを痛めることなくやってこれた最大のポ
イントと思っています。
第2点は、手形要領のひとつ「掌 (ジャン) は自然に開いた状態で
ひざに当てたような丸みで」において、撹雀尾 (ランチュエウェイ)
や楼膝坳歩 (ロウシ-アオプ-) などで手を押し出すときには、押し
出す力が序々に増えて最大力に達したあと序々に減っていくという
放物線の力を加えるイメ-ジで、手首から先の掌を動かすように意識
しています。「脳の活性化につながる手首を回す整理運動」と共に
神本先生直伝事項であり、その効用を信じて注意しているポイント
です。
第3点は、動き方要領のひとつ「足→腰→手の順を意識したなめら
かな動き」において、撹雀尾では足、腰の動きが完全に終わるまで
我慢してから手を押し出すように意識しています。(インタ-ネット
動画情報により)。ゆっくりと重心移動しながらの腰の動き&手へと
なめらかに進めるときに注意しているポイントです。
今後は更に呼吸要領のひとつ「自然呼吸」において、神本先生
ご指導の全套路28分を自然呼吸でペ-スをつかみながら、周りの
動きに同期した太極拳を心がけて、「ゆっくりした動き+呼吸+
気配り」による「体力アップ+脳活性化」の効用を享受し、劉先生
談の上達のコツ「万回練習」を達成して、死ぬまでピンピン
で過ごしたいと考えています。
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伝統楊式太極拳第5代伝人
伝統武式太極拳第6代伝人
中国伝統文化の華である伝統太極拳の普及と継承を目的とし2000年9月名古屋にて設立しました。
楊式太極拳創始者の楊禄禅先師は晩年弟子たちを前に太極拳の究極の目的を話しました。
弟子たちは秘伝の技の伝授を期待して集まっていたが先師の言葉はく「詳問用意終何在,延年益寿不老春」と答えたそうです. 日本語で太極拳の最終的な目的は,「アンチエイジング,心身ともの健康の実」であると。
司馬遷の「史記」によると紀元前3世紀、中国秦の時代に始皇帝の命を受け徐福以下3,000人の童男童女が東方(韓国、日本)に不老不死の霊薬を求めて船出しましたが霊薬は見つかりませんでした。
しかし、現代不老長寿の術はあります。それは太極拳です。
歴史のロマンと現代社会を生き抜く術を学びながら医学的効用について解明を図ってまいります。
医学博士会長 劉 紅年