伝統太極拳聖地への旅
( 中国河北省永年県 楊式太極拳、武式太極拳発祥の地)
2004年5月に武式太極拳第5代中国廉譲堂太極拳会長・李光藩大師のもとへ訪問して以来9年ぶりの公式訪問となりました。
団員の中には遠く東京、京都、浜松など遠隔地からも参加されました。
翌11日はホテル横の叢台公園で先ずは朝練です。 地元の皆さんも太極拳など盛んです。武霊叢台. 邯鄲市中心の叢台公園にある。戦国時代に趙の武霊王が軍事操練と歌舞の観閲のために建造されました。
先ずは楊式太極拳宗師「楊禄禅故居」を訪問です。
門前には土産物店など軒を連ね当地が観光地としても知られているようです。
当会会長の「劉紅年」老師の出版した「廉譲堂太極拳譜 解釈本」が売られているのには驚きました。
そして我々の師「劉紅年」老師の師匠「傅 鍾文」先師の墓苑を訪れました。
傅 鍾文先師銅像の前で「劉紅年」老師は懐かしげに老師に語りかけていました。
銅像横には「劉紅年」老師が送った記念の碑があり「師恩永存」の文字刻まれています。
墓苑門前で全員で楊式太極拳演武
全員での集合写真
いよいよ広府鎮です。高さ10m近い城壁の周りは外堀でおおわれています。
城門前の集合写真
城壁上の集合写真
いよいよ武式太極拳宗師の武禹襄故居を訪問
李光藩大師の弟子紅旗と弟子による推手「打上歩・打退歩・散手・散手帯摔 まさに武禹襄宗師の「腰腿換勁応万端」の実践。
昼は地元の拳友との懇親会が催され中国側からは推手、剣などの演武披露。
その後、中国最古の石橋の一つ「弘済橋」、「邯鄲の夢の黄梁夢を訪れ歴史の深さを味わいました。
夜は地元の拳友との懇親会中国側からは李光藩老師の講義「太極拳練 習の心構えについて」、とても勉強になりました。我々からは団員全員による武式、楊式、太極剣の演武を披露し、ま た、詩吟・うたの合唱等拳友から暖かい拍手を頂きました。
翌12日は中国武術発祥の地、河南省嵩山少林寺へ赴きました。
河北省永年県から400KMのバスの旅です。
昼過ぎの到着で境内など散策の後、少林寺拳法のパフォ-マンスを見学し鄭州のホテルヘ。
翌13日は鄭州から北京へ飛行機で移動、北京市内の頤和園や香山公園見学、夜には前門飯店での京劇観賞 「覇王別姫」四面楚歌の場面で虞美人 の剣舞に感激、まさに長江大海の流れなのでしょうか。
翌14日は万里の長城(八達嶺)観光へ 長城への道は観光客でごった返していましたが楽しい散策でした。
セントレア空港へは夜9時過ぎの帰着となりました。
それぞれが一生の思いで深い旅となりました。
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伝統楊式太極拳第5代伝人
伝統武式太極拳第6代伝人
中国伝統文化の華である伝統太極拳の普及と継承を目的とし2000年9月名古屋にて設立しました。
楊式太極拳創始者の楊禄禅先師は晩年弟子たちを前に太極拳の究極の目的を話しました。
弟子たちは秘伝の技の伝授を期待して集まっていたが先師の言葉はく「詳問用意終何在,延年益寿不老春」と答えたそうです. 日本語で太極拳の最終的な目的は,「アンチエイジング,心身ともの健康の実」であると。
司馬遷の「史記」によると紀元前3世紀、中国秦の時代に始皇帝の命を受け徐福以下3,000人の童男童女が東方(韓国、日本)に不老不死の霊薬を求めて船出しましたが霊薬は見つかりませんでした。
しかし、現代不老長寿の術はあります。それは太極拳です。
歴史のロマンと現代社会を生き抜く術を学びながら医学的効用について解明を図ってまいります。
医学博士会長 劉 紅年