太極拳を始めて・・・その3 愛知県東浦町 平 さん
『太極拳は健康に効果がある。』との言葉はよく耳にしますし、私もそう思って伝統太極拳の門をたたきました。その経緯として私なりに感じたことを整理してみたいと思います。
私が太極拳の道場に通い始めて5~6年経過したころ数人の先輩方との雑談の中で“太極拳を始めてから風邪をひかなくなった。”“私も”“おれも”・・・そう言えば《私も風邪をひかなくなったな。》との実感があり、《これが健康にいいと云うことかな。》と漠然とした納得でした。
話は変わって、色々なメディアで「免疫力を上げるためには体温を上げることが重要。」そのための方法として、食事、入浴、運動や睡眠等がいろいろ説明されています。
また、ある話によると「免疫力が正常に保たれる体温は36.5℃程度といわれており、体温が1℃下がると免疫力は30%低下し、逆に1℃上がると一時的に5~6倍アップするともいわれる。」との情報もあります。
ところで、最近の情勢から会社では、3月初めから毎朝体温を測って登録するようになりました。3月下旬に私が所属するグループの表を見ていて気付いたことですが、「年代によって体温に差があるのでは」ということです。30~40代は36.5℃付近、60代は36℃付近、70代では35.5℃付近です。年齢が上がると体温が低下しているようです。
その中で後期高齢者の私はと云えば35.5~36.7℃とバラツキがありました。
なぜだろうと思い表の日付と手帳との睨めっこです。そこから見えてきたのは、忙しさを理由に(自主練習を含んで)練習を休んだ翌日は35.5℃付近、道場で翌日足が張るような練習をした翌日は36.7℃付近。自分なりの練習では36~36.3℃です。《数字は正直だな。・・・感想です。》
課題がはっきり見えてきたような感じです。
(断定すると後が怖いのでぼかしました。)
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伝統楊式太極拳第5代伝人
伝統武式太極拳第6代伝人
中国伝統文化の華である伝統太極拳の普及と継承を目的とし2000年9月名古屋にて設立しました。
楊式太極拳創始者の楊禄禅先師は晩年弟子たちを前に太極拳の究極の目的を話しました。
弟子たちは秘伝の技の伝授を期待して集まっていたが先師の言葉はく「詳問用意終何在,延年益寿不老春」と答えたそうです. 日本語で太極拳の最終的な目的は,「アンチエイジング,心身ともの健康の実」であると。
司馬遷の「史記」によると紀元前3世紀、中国秦の時代に始皇帝の命を受け徐福以下3,000人の童男童女が東方(韓国、日本)に不老不死の霊薬を求めて船出しましたが霊薬は見つかりませんでした。
しかし、現代不老長寿の術はあります。それは太極拳です。
歴史のロマンと現代社会を生き抜く術を学びながら医学的効用について解明を図ってまいります。
医学博士会長 劉 紅年