太極拳談議 新しい時代 令和に思いを寄せて
2020年 令和二年二月二日 安井 先生
令和時代の星 (伝人) よ輝け
◎「初春に 拳友集い 令和明るく」
1月11日の新年交流大会では二人の女性 (新人? 若い人?) が挨拶されました。 井ノ口さんからは「昨年11月の道場開所7周年大会で 劉老師の太極刀の演武を見て迫力は足腰にあると改めて実感 (借 地力・大地との会話) 新たな目標に向けて頑張りたいと。」
吉田さんからは「太極拳を気功の宗教と誤解をしている人々に太極拳の健康効果を話し、理解して頂いた。」と二人とも素晴らしい話であった。
令和日記に託した思い、「①富士を頂き、②蔵鷹閣(道場)で、③何をなすか)」
私の初夢がかなった思いです。今年始めての劉老師の講義を漢字一文字で表すと『帰』ではなく『未』です。劉老師は『未練』、今だ修行中、李亦畲大師は
『未化』と表現されたとの話である。【綿拳・化拳】との関係があるのか。
『未化』に込められた李亦畲大師の思いはどの様なものであろう。劉老師は
「我今だ変化せず、修行の途中」とだけ話された。李亦畲大師はどんな変化を思い浮かべられていたのだろうか。頭の中を私の勝手な想像が駆け巡る。
(一) 孵化 太極拳と出会う
(二)開花 太極拳の素晴らしさに目覚める
(三)進化 修行、日々鍛錬
(四)神化 「無」・「悟」 未知の世界
「未」の漢字で思い浮かぶ言葉は、年賀状で使う「長楽未央」として日々の練習の座右の銘とします。
小山観音で突く鐘の音は静かな山里に、川面に流れ、突く人の性格が表れるという。今年も楽しみにして一番先に突いた。
◎「鐘の音が 川面を伝い 流れ行く」 昨夜の講義が思い浮かぶ。
気の流れ、エネルギーの流れる身体作りは、「只管打拳」なり。ひたすら練習あるのみ。今年の私の鐘の音は驕りもなく、畏縮もなく身の丈に合ったものだった。しかしこれで満足してよいものでしょうか。『未』来年は「更上一層楼」の
鐘の音を求めて太極拳語録(極意、格言、教え・・・)を石に刻み、胸に懐いて頑張ろう。
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
伝統楊式太極拳第5代伝人
伝統武式太極拳第6代伝人
中国伝統文化の華である伝統太極拳の普及と継承を目的とし2000年9月名古屋にて設立しました。
楊式太極拳創始者の楊禄禅先師は晩年弟子たちを前に太極拳の究極の目的を話しました。
弟子たちは秘伝の技の伝授を期待して集まっていたが先師の言葉はく「詳問用意終何在,延年益寿不老春」と答えたそうです. 日本語で太極拳の最終的な目的は,「アンチエイジング,心身ともの健康の実」であると。
司馬遷の「史記」によると紀元前3世紀、中国秦の時代に始皇帝の命を受け徐福以下3,000人の童男童女が東方(韓国、日本)に不老不死の霊薬を求めて船出しましたが霊薬は見つかりませんでした。
しかし、現代不老長寿の術はあります。それは太極拳です。
歴史のロマンと現代社会を生き抜く術を学びながら医学的効用について解明を図ってまいります。
医学博士会長 劉 紅年