2015年 夏季合宿 in 美濃加茂本部道場
今年の夏は連日、真夏日、猛暑日と厳しい暑さの連続です。
そんな中、8月8日、9日と岐阜県美濃加茂市の本部道場
「廉譲堂太極山荘」で夏季合宿が開催されました。前日の午後に
は雷を伴った猛烈なスコ-ルで山荘周辺は人も樹木も一時の安ら
ぎを得ることができました。道場の獅子像も一息ついたようです。
太極拳の極意の一つに「変化する」があります。身心の動きでは
ありますが自然界の営みでもあります。「夏練三伏・冬練三九」、
自然と共に生き太極拳練習に励む道場としてこの日の暑さも受け
入れることが出来るのです。
始に劉紅年会長から挨拶
太極拳と道教思想について
「自助=自強不息」+互助、太極拳の動作は片足立ちが多く、実足、
虚の足が変化し連綿と続きます、実足で片足立ちの動作も反対側の
宙に浮かぶ虚の足が実足を支えています。
私たちが健康を維持するには自分自身の生活コントロールと仲間の
皆様との支えあいが重要です。暑さの中で皆さんが道場に集い
互いに切磋琢磨し実り多き合宿といたしましょう。ーーーーー
*要点を抜粋しています。
安井推進部長から
謙虚の先を求めて 詳しくは伝統太極拳談議サロンに掲載します。
午前は伝統楊式太極拳、伝統武式太極拳、剣の総合練習
午後はチ-ム別に演舞し会長からの指導を受ける。
午後2時半を回る頃、気温は見る見る上昇し35.5度に達した。
皆さんが暑さと関係なく練習に集中する姿
16:00よりバーベキュ-大会
近所の皆さんも参加され楽しい語らいの場となる
日も暮れた夕闇の中、突然のスポットライト点燈、ハワイアンの
メロディ-が流れる中、フラダンスの衣装を身にまとった一団の入場
で辺りは南国ム-ド一色となり音楽に合わせて全員が踊りだす、太極
拳で鍛えた皆さんですから「足、腰、手」の使い方は堂に入ったも
の、楽しい時間が経過する。
その後、吉田さんのマジックショ-、プロも顔負けの高難度の技が
繰り広げられた。中でも空中浮遊は大成功
翌日は早朝練習、総合練習、道場周辺の草取りなど一時の休みも
ありません。
午後は実技写書教室と題して揚式太極拳前半 (1~46式) を
一人3式ずつ披露し、リレ-していきます。但し、
3式の動きについて先輩から身体を使って修正実技指導が
入ります。普段の写書教室では型名を書きその内容について
講義を受けていますが、今回は仲間同士が身体を使って指導
します。老師、教師、先輩、後輩が互いに相手の動き
を見てより良き動作となるよう考え実践していきます。
太極拳上達の秘訣の一つとして連綿不断の中に現在があり
「今」を大切に充実させることです。「今」を疎かにして
先はありません。
2日間に亘り楽しく充実した合宿が終了しました。
合宿をふり返り 「峰 俳」が歌いました。
万回を 目指す練習 玉の汗
腕まくり解禁となる猛暑かな
獅子像へ 焼肉煙 秋立てり
ほろ酔いて 焼肉うまし単鞭
瓜漬の塩梅よろしく茗荷の香
踊りの輪ひろがる雲手フラダンス
剣刺す技あざやかにマジックショー
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伝統楊式太極拳第5代伝人
伝統武式太極拳第6代伝人
中国伝統文化の華である伝統太極拳の普及と継承を目的とし2000年9月名古屋にて設立しました。
楊式太極拳創始者の楊禄禅先師は晩年弟子たちを前に太極拳の究極の目的を話しました。
弟子たちは秘伝の技の伝授を期待して集まっていたが先師の言葉はく「詳問用意終何在,延年益寿不老春」と答えたそうです. 日本語で太極拳の最終的な目的は,「アンチエイジング,心身ともの健康の実」であると。
司馬遷の「史記」によると紀元前3世紀、中国秦の時代に始皇帝の命を受け徐福以下3,000人の童男童女が東方(韓国、日本)に不老不死の霊薬を求めて船出しましたが霊薬は見つかりませんでした。
しかし、現代不老長寿の術はあります。それは太極拳です。
歴史のロマンと現代社会を生き抜く術を学びながら医学的効用について解明を図ってまいります。
医学博士会長 劉 紅年