悪戦苦闘&試行錯誤を繰り返し、劉紅年先生の指導のもと、次第に太極拳に目覚めていく姿を赤裸々に綴ります。(平成28年10月に寄稿して以来、4回目になります。)
本来なら、劉先生に内容を確認して頂いてから書くのが筋ですが、あえて、日ごろ心に思っていることをそのまま書きます。従って、不適切な表現が散見されると思いますがご勘弁ください。
最初に太極拳を教わったのは、劉紅年先生の1期生に当たる長谷川厚子先生です。
場所は北名古屋市にある平田寺教室と名古屋市名東区にある極楽教室です。
ある日、長谷川先生が私を柱の陰に連れていき、劉先生から教わったという「太極拳の秘訣」を話されました。教室には、たくさんの生徒さんがいるにもかかわらず、私のみにこっそりと小声で話されたのです。この「秘訣」は、他人には口外してはいけない「教え」と思い、今まで、誰にも口外したことはありません。
ところで、正しいかどうか分かりませんが、私は「太極拳は他人に教わるものではなく、自ら気づくことが大事。」と考えています。しかし、すべてを自ら気づくことは不可能です。
そこで、劉先生から、上達の程度に合わせた適切なアドバイスや指導をいただきながら、さらに研究と練習を続けています。その時とても役立つと思われるのがこの「秘訣」です。
長谷川先生から「太極拳の秘訣」を教わってから8年が経ち、漸く(ようやく)この「秘訣」の重要性と意味が理解できるようになりました。
ある日、劉先生にこのことを打ち明けました。口外したのはこの時が初めてでしたが、劉先生にお話したことで、少し心が軽くなったような気がします。長谷川先生にはとても感謝しています。感謝とお礼の気持ちを込めてこの記事を書いています。
柱の陰でこっそりと小声で話された「秘訣」は、あれから8年が経ちましたので、ここで公開したいと思います。
それは「太極拳は数ミリのところに秘訣がある。」ということです。
つづく
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伝統楊式太極拳第5代伝人
伝統武式太極拳第6代伝人
中国伝統文化の華である伝統太極拳の普及と継承を目的とし2000年9月名古屋にて設立しました。
楊式太極拳創始者の楊禄禅先師は晩年弟子たちを前に太極拳の究極の目的を話しました。
弟子たちは秘伝の技の伝授を期待して集まっていたが先師の言葉はく「詳問用意終何在,延年益寿不老春」と答えたそうです. 日本語で太極拳の最終的な目的は,「アンチエイジング,心身ともの健康の実」であると。
司馬遷の「史記」によると紀元前3世紀、中国秦の時代に始皇帝の命を受け徐福以下3,000人の童男童女が東方(韓国、日本)に不老不死の霊薬を求めて船出しましたが霊薬は見つかりませんでした。
しかし、現代不老長寿の術はあります。それは太極拳です。
歴史のロマンと現代社会を生き抜く術を学びながら医学的効用について解明を図ってまいります。
医学博士会長 劉 紅年