講演会「人生120年時代、伝統太極拳で健康づくりと楽しい生涯キャリア」
2023年5月21日 NHK文化センター名古屋で開催された講演会に地元は
もとより遠く東京、大阪、静岡、三重等から老若男女50名を超える
聴講者で埋まりました。
劉紅年会長から生涯キャリアとは仕事以外に人生を学ぶ事、楽しむ事、
助け合う事、夢を実現する事、己を研く事、等様々な取り組みで人生を
豊かに過す事、正に人生120年時代は皆様にとって十分な時間が与えられ
ているわけです。多くの取り組みを「働く」と言う言葉で表すと「働く」
の漢字の成り立ちは人偏(にんべん)に動くと書きます。人が動いて活動
するという事です。楽しい生涯キャリアを歩むためには。一に健康、
二に健康です。太極拳で生涯キャリアを実現しましょう。と開会のお言葉
を頂き、「伝統太極拳について」、「生涯キャリアとは」、
「セロトニン太極拳」の三部構成でお話しを頂きました。
特に注目するのは劉紅年会長が研究している神経伝達物質のセロトニンに
ついてです。この物質の95%が腸管筋層から発出していることで、
セロトニンは幸せ物質とも呼ばれて、「うつ病治療薬」として処方されて
います。この物質の発出場所はへそ下三寸の「丹田」と呼ばれる場所です。
太極拳ではこの「丹田」を扇の要の如く意識し足・腰・手の動きを
循環することです。日本では古くから「腹」と言う言葉が重要な場面で
使われています。「腹を割って話す」、「腹の虫が収まらない」等、
あたかも脳で考えているかの如くです。これは「脳腸相関」の一例です。
このように重要な役割を担っている腸管丹田を太極拳の動きで活性化し
神経伝達物質のセロトニン、ドパミンの適正な循環で「心身」の
健康づくりを目指して人生120年時代を迎えましょう。
「詳問用意終何在、延年益寿不老春」
いずれにしましても「只管打拳」、楽しく万回練習することです。
皆様、美濃加茂道場、文化センターでお会いしましょう。
最後に人生120年に向けて「廉譲堂丸」の出航です。池田船長の出航
掛け声でボーンという汽笛が響く中、新たな人生へ全員で旅立ちました。
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
伝統楊式太極拳第5代伝人
伝統武式太極拳第6代伝人
中国伝統文化の華である伝統太極拳の普及と継承を目的とし2000年9月名古屋にて設立しました。
楊式太極拳創始者の楊禄禅先師は晩年弟子たちを前に太極拳の究極の目的を話しました。
弟子たちは秘伝の技の伝授を期待して集まっていたが先師の言葉はく「詳問用意終何在,延年益寿不老春」と答えたそうです. 日本語で太極拳の最終的な目的は,「アンチエイジング,心身ともの健康の実」であると。
司馬遷の「史記」によると紀元前3世紀、中国秦の時代に始皇帝の命を受け徐福以下3,000人の童男童女が東方(韓国、日本)に不老不死の霊薬を求めて船出しましたが霊薬は見つかりませんでした。
しかし、現代不老長寿の術はあります。それは太極拳です。
歴史のロマンと現代社会を生き抜く術を学びながら医学的効用について解明を図ってまいります。
医学博士会長 劉 紅年